NHKブックス別巻 現在知vol.2 日本とは何か (NHKブックス 別巻)
NHKブックス別巻 現在知vol.2 日本とは何か (NHKブックス 別巻) / 感想・レビュー
かんがく
哲学者である萱野氏が様々な学者との対談を通して、日本の特徴の淵源を探っていく。封建制に関する記述が多い。中央集権的というイメージが強い日本社会の分権性・反権力性が指摘されている。
2021/12/06
ja^2
読んでいる最中には、ふんふんと理解しながら頁を進めたつもりだ。だが、いざこうして読了後の感想を書こうとすると何が書いてあったか、ほとんど思い出せないのである。▼その理由の一つとして、私がタイトルから期待した内容がほとんどなかったことが上げられる。私が期待したのは、天皇制に対する論考である。▼日本とは何かを語る時に、天皇制について触れないなんて…。別に天皇制に批判的立場ではない。もちろん、賞賛する立場でもない。そのどちらを行うにせよ、知識を持ち合わせていないのだから。いい本はないかしらん。
2019/07/23
MG
萱野稔人編による現在知シリーズその2です。大石久和の論考が興味深かったです。
2015/01/02
bittersweet symphony
国民国家が、近代以前の社会の制度から地続き的にそのシステムを改変しつつも受け継いでいて、それが現代の社会のバックボーンになっていることに意識的であることを基本ラインとして認識できている事が、日本についても国家論や社会論を語る上で必須であるということを出発点にして、既存の高度経済成長期に醸成された印象論的日本論とは異質な国家観を探る内容。 現代資本主義に立脚した社会システムが全世界的に制度不良を起こしているという認識はもはや一般常識といっても過言ではないですが、克服する道筋が見えてこないのが辛いところ。
2014/09/02
在我壷中
『昭和の老人共』(戦前生まれをそう呼びたい)今将に、『平成の青年には昭和の老人共へ導かれるに非ず!』とそん中にあり昭和、戦後生まれの、『団塊の世代』には【第二の敗戦、団塊の世代こそ戦犯】(文藝春秋4月号)と。18歳へ選挙権をと、一体昭和の老人共には何を?老人の老人による老人のための日本社会!、新卒者に働く場所を与える事無き現状社会へ、【責任】と大人の責任?と、75歳年金?74歳まで年金無しに暮らす老人へ何をすると75歳から年金を必要とすると?・・・全く理解に苦しむ!70歳以上の被選挙権、選挙権の返納を献言
2014/05/13
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