翻訳書簡 『赤毛のアン』をめぐる言葉の旅
翻訳書簡 『赤毛のアン』をめぐる言葉の旅 / 感想・レビュー
aika
原文に寄り添いながらも、時には「飛んで」みる。言語の違いを乗り越えて、日本語で物語の世界を伝えてくれる翻訳の楽しさ、奥深さ、自由、そして難しさをとことん味わえる一冊です。高校生の頃に翻訳家に憧れていたという上白石さん。最初は英文和訳に近かった訳文が、河野先生のアドバイスでどんどん豊かなになり、『赤毛のアン』の美しく温かい世界の窓を開けてくれました。自分で考えた訳文をお二人の翻訳と照らし合わせてみるのも楽しく、翻訳を試みることで、普段の読書以上にアンたちアヴォンリーの人々を、心のすぐそばで感じられました。
2022/07/31
SOHSA
《図書館本》タイトルのとおり、俳優の上白石萌音と翻訳家河野万里子との『赤毛のアン』翻訳試行の手紙のやり取り。『赤毛のアン』は私にとって原書・翻訳ともに今までに何度も繰り返し読んでいる愛読書のひとつ。今回、二人の往復書簡を通じてまた新たなアプローチで『赤毛のアン』の世界に浸ることができた。綴られていく言葉の美しさはアヴォンリーの風景とそこでの物語をいきいきと読み手の眼前に立ち昇らせる。本棚からまた『Anne of Green Gables』を取り出して、読んでみたくなった。
2023/01/15
はるき
上白石萌音さんの「赤毛のアン」の翻訳往復書簡。夢のようなコラボ。上白石さんには今後、女優業のみならず、どんどん活躍の場を広げてほしい。
2022/10/21
月
萌音さんと一緒に勉強している気持ちになって、楽しく読みました。先生の指摘に何度もはっとなります。プロってすごい、翻訳の世界ってとっても楽しそうだと思った。これ、『大草原の小さな家』でもやってくれないかなあ。
2023/05/07
ちぃ。
書簡によるコミュニケーションを楽しく味わって拝読いたしました。
2023/06/03
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