村上龍失われた10年を問う (NHKスペシャル)
村上龍失われた10年を問う (NHKスペシャル) / 感想・レビュー
きさき
★★★★★:対談・インタビュー集。相当面白かったし、勉強になった!2000年に出版された本ので、かれこれ18年前の作品ですが、今に通じる問題が色々紹介されてた。高度成長期の働き方、例えば「長時間労働」や「終身雇用」のシステムはもう殆ど無いとは言っても、そういうシステムは文化や考え方として残っていく。だから、今の日本人の文化は高度成長期をかなり引きづってると思われます。なぜバブルが起こったのか、その責任はどこにあるのか、など色んな人の意見が聞けて面白かった。結局バブルは善意と無知が生んた悲劇だったようです。
2018/02/22
柿の種
昔読んだ本です、整理のため登録しています。
2024/04/26
左近
編集長の村上氏が、なぜバブルは起こったのかについて様々な経済学者や経営者、メールマガジンの読者から意見を聞きながら探った本。文化や思想といった要素や、諸外国からの影響についても重視しながら戦後の日本経済がどのように動いていったのかが、経済学に疎い自分にとってもわかりやすく書かれていた。戦後から”失われた10年”と呼ばれる時代について、日本について目から鱗が落ちる本であった。最後に氏はもし生き直すならどの時代がいいかと問いかけることで、昔よりは今の方が前進はしているとこの時代に生きることの希望を訴えている。
2013/12/12
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