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エンデの警鐘: 地域通貨の希望と銀行の未来

エンデの警鐘: 地域通貨の希望と銀行の未来

エンデの警鐘: 地域通貨の希望と銀行の未来

作家
坂本龍一
河邑 厚徳
出版社
NHK出版
発売日
2002-04-01
ISBN
9784140806678
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エンデの警鐘: 地域通貨の希望と銀行の未来 / 感想・レビュー

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KAZOO

「エンデの遺言」はまだ読んでいませんが、その続編のような感じなのですね。副題にあるように、「地域通貨の希望と銀行の未来」についてかなり詳しく調査・分析されています。「モモ」と「はてしのない物語」に触発されてこのような本が出来上がったようです。最近の「ビットコイン」事件が気になったものですから10年以上も前の本ですが読んでみました。ここに掲載されている地道な地域通貨のほうが健全であると感じました。

2014/03/10

cronoq

前作「エンデの遺言」ではシルビオ・ゲゼルの「減価する貨幣」の紹介を主軸としていた。本著はゲゼル理論の本というよりも、世界各地で取り組まれている新しい金融への挑戦を紹介しているという印象。ゼロ金利の銀行、独自通貨を発行する銀行、地域経済への貢献を重視する銀行など。それらの取り組みの是非はともかくとしても、「お金」とは何なのか、あらためてその根源的な問いを考えさせられる一冊。読み進めているうちに、電子マネーやポイントカードなどの「お金ではないお金」の今後も気にかかってきた。

2012/08/12

グラントリノ

「エンデの遺言」に続き、坂本龍一との対談を交え、経過、未来、そして根源からお金を問う。まず経済を考えるとき、自然環境、資源が有限であることを理解しなくてはならない。それを無視して発展していく経済学、また金融システムを変えなくては地球・人類に明るい未来はない。そして地域通貨、オルタナティブな銀行に希望を見出そうとしてきたが、絶大な効果をあげることができない。ただし、それには現状の変革を良しとしない人達や、人間の意識改革が追いついていないことなどに原因がある。一人一人が真剣に考えられる機会をいかにして得るか。

2011/03/22

みやか

20時23分読了。お金に対する価値観は労働観につながるし、いかに労働するかというものの見方はいかに時間をつかうか、という考え方につながる。人の内的時間はグリニッジ的時間ではかれるものではなく、ある側面に於いては永遠(時間性の外)に属するものだが、現代では人の内的時間の永遠性はお金にとってかわられている。お金は(外的影響無しには)減価せずに在るし、内的時間内の幸福がそうであるように複利を伴おうとする。とかおもった。

2010/06/09

Hasegawa Kiyoshi

お金が自己増殖する時代に反省し、物との等価交換の原点に帰るべきであるととく。もう少し物がなくなればハイパーインフレーションになって原点に帰るかもしれませんが。。。。

2012/04/11

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