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インカ (NHKスペシャル 失われた文明)

インカ (NHKスペシャル 失われた文明)

インカ (NHKスペシャル 失われた文明)

作家
恩田陸
NHK「失われた文明」プロジェクト
出版社
NHK出版
発売日
2007-06-01
ISBN
9784140812372
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インカ (NHKスペシャル 失われた文明) / 感想・レビュー

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やま

NHKスペシャル 失われた文明 インカ。 2007.06発行。字の大きさは…小。 黄金郷エルドラド、空中都市マチュピチェ…と言う枕詞はよく聞くが、今までインカの事をほとんど知らなかったのが、この本で分かった。 インカは、異なる文化を排除するのでなく、柔軟に受容しアンデスに1000万人の王国を築いた。 奪って豊かにするのでなく、与えて豊かになることを目指した。 そして、急峻なアンデス山脈の断崖絶壁にインカ道を通し。 作物を育て、その道々にコルカ(備蓄倉庫)を作り、飢えなき社会を築いた。 素晴らしい。

2019/11/08

ちゃんみー

つい最近読んだ、『失われた文明・アンデスミイラ』に引き続き、NHKスペシャルシリーズ。文字を持たなかったインカ文明を、その遺跡や後に支配したスペイン人の文書などから紐解いていく。写真がふんだんに使われていてイメージしやすい。広大なそして険しい山岳地帯での文明は、石組の緻密さなどから他の地域での文明と大きく変わりはないが、過酷であった環境の中なので驚きです。そして西洋の料理には欠かせないトマト、ジャガイモ、唐辛子などが南米原産だったとは!写真を見てやはりマチュピチュは行ってみたいなぁ。と思った次第です。

2013/10/13

pico

アンデスの人々にとって、豊かさとは、財産をたくさん持っていることよりも、力を借りることのできる人とのつながりを持っていること。自然を理解し自然と対話しなければ、街を築くことなど不可能な神の場所。神様に守られた場所、マチュピチュ。聖域というのはこういうことなのだと、言葉と写真、生きた人死んで生きている人が教えてくれます。ああ、マチュピチュー!!!

2009/07/29

キムチ

小説家・ディレクター・学者のコラボでの執筆という構成が私に合致し、読み易く、理解しやすい。ヘェ~恩田さんこんなこともするのという驚きだった。小説のイメージ喚起という意図のもとでの参加らしいので、視点が何やら共通しており、彼女の疑問、驚きが共感できる。来夏の予備学習という事で手に取ったが、まだまだ読みこんでいきたい。単なる「世界遺産ツァー」というおばちゃん旅にならぬ為に。 とはいうものの初の「地球裏側」そして高地、異文化。 文字、金属を持たず石文化。アンデネスの写真に潜む「気の遠くなるような」マンパワー。

2013/08/07

まっきー☆

図書館本。実は私、ペルーは遠いけれど近しい存在であり、親戚がリマに住んでいる。それもあって彼らに会いに行くついでにマチュピチュも訪問したことがある。もう20年も前のことだが、写真を見て文章を読むと、あの時肌で感じた熱い思いと感動が甦る。後半はほとんど飛ばして写真だけを見た感じだが、また時間を空けて、じっくり再読したいと思う。生きているうちに、もう一度、あの地へ行ってみたいという願望を残しつつ。。。

2020/10/03

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