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サイバービア 〜電脳郊外が“あなた”を変える

サイバービア 〜電脳郊外が“あなた”を変える

サイバービア 〜電脳郊外が“あなた”を変える

作家
ジェイムス ハーキン
吉田晋治
出版社
NHK出版
発売日
2009-07-01
ISBN
9784140813850
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サイバービア 〜電脳郊外が“あなた”を変える / 感想・レビュー

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minoguchi

デジタルネットワークの進化によって変容してきたコミュニケーション、人のあり方の様相を、サイバネティックスという考え方の下に解き明かしてくれる。「電子的な結びつきの間で常にやり取りされるメッセージを送受信するために人間というノードが大挙して押し寄せるにつれ、知らないうちにわたしたち自身がインフラとなり、このまったく新しいネットワーク、つまり連続した情報ループを支える存在になった」なんて記述には、感覚的にもうなづけるところあり。N・ウィナー、S・ブランド、M・マクルーハンなんてところに関心あればオススメ。

2009/08/27

takao

ふむ

2023/05/04

kuroari

SNSやtwitterなどに代表される"現代のネット社会=サイバービア”の源流を、1940年代に戦争によって生まれた「サイバネティックス」に求めた本書。その流れはヒッピー文化などに受け継がれながら、確かに現代に続いていた。’80年生まれの僕からすると、現代のネット社会はインターネットありきというイメージだったので、そのアーキタイプとなる理論や概念やカルチャーが、先行していたという考えがとても新鮮だった。しかし、結論は辛辣。フィードバック・ループを回し続けるだけのハツカネズミは、どこにもたどり着けないのだ。

2009/11/23

メルセ・ひすい

ギリシャ語で舵を取る者 ・第二次大戦からのサイバネックスからアバター同士のバーチャル・セックス。何だそれ・・退屈・・あわない!

2009/11/26

えーてる

サイバネティックス理論から始まったサイバービアが、黎明期のキラキラしたイメージからだんだんとくっだらない下世話なお互いののぞきみ文化に落ち込んでいったり、あの「六次の隔たり」もじつは捏造にすぎなかったりと、読み進むにつれて二転三転していく展開が面白い。暗殺マーケットやテロのしくみ(デスクトップ・ジハード)など、ここ数年のきな臭い事情まで取り上げているところはじつに興味深かった。

2009/10/14

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