防災の決め手「災害エスノグラフィー」 ~阪神・淡路大震災 秘められた証言
防災の決め手「災害エスノグラフィー」 ~阪神・淡路大震災 秘められた証言 / 感想・レビュー
DRYM_8
20110311に起きた、東日本大震災を受けて読んだ。/消防と救助、遺体取扱、避難所内部、罹災証明発行などなど、震災を伝える話ではなかなか取り沙汰されにくい部分にスポットを当て、「災害エスノグラフィー」という手法で阪神淡路大震災から、防災について考えている。/個人の語りを扱っているため、想像しやすく、感情を追いやすい。/「もしものときには何が起こる、自分はどうする」を、リアリティをもって日頃から思い巡らすのは大切。
2011/03/22
N.Y.
エスノグラフィー(民族誌)による災害時の生の記録。東日本大震災ではなく、阪神淡路大震災のです。生々しすぎてエグいところも多いですが読んでおいて良かった。
2015/12/01
Hisashi Tokunaga
文化人類学で言われたエスノグラフィが多様な分野に新たな手法として応用されている。本書は災害(阪神淡路)への応用である。つまり、公的な形式知に対して暗黙知(切り捨てられる情念、情緒、個人的主観、言語化し得ない知など)の収集の一部である。本書の動機は30年非公開を前提にした神戸市職員の膨大な証言集「神戸市職員のエスノグラフィ―」にあった。当時の市民の声は受け手の市職員を通して知ることができる仕掛けになる事に一定の限界をみせるエスノグラフィということになるだろ。「消火と救助の優先順位」「遺体対応」「避難所運営」
2015/01/15
ねむ21
日本人
2011/05/02
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