NHK「100分de名著」ブックス 福沢諭吉 学問のすゝめ
NHK「100分de名著」ブックス 福沢諭吉 学問のすゝめ / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
実学は大事。独立自尊も人に頼らない生き方として大事。「国家と国民は対等であるべきだ」(042頁~)。現代こそ問われる部分。国家権力が国民生活を監視する時代になっているためだ。本邦初の発明家、諭吉先生は、乳母車、社交クラブ、留学生受け入れ、授業料制度、新聞の天気予報、伝染病研究所(世界基金の基礎か)、自由・社会・会社・権利・借方貸方・汽車・版権・討論・改良・不都合・迷惑・背広の用語の普及(066頁)。
2013/05/23
ゴリゴリさん
明治維新直後の日本は脆弱であり危機的な時代における「学問のすすめ」であり、平和な時代の「学問のすすめ」ではない。民が無気力な原因は、封建社会によるお上への従属意識である。昔はお上がすべてを仕切っていたため、お上の意向を考えずに目立つことをすると、叩かれるという考えが習い性になって、「何もしないのが一番いい」という精神風土が出来上がった。日本人は今でも物事の判断を人任せにするという傾向がある。お上への盲従から脱脂、それぞれが独立自尊(識見+行動)で生きていくべき。今できることからやって、とにかく前にすすめ
2023/11/12
猫柳
明治時代という危機的な状況の中で人民の心も不安定だった日本に一筋の光を与えてくれた本を解説してくれている本作だが、概要を知りたい人にピッタリ。日本は生まれ変わるためにバッサリ過去を捨て欧米各国の考えをそのまま取り入れたが、日本のよかった部分は切り捨てず誇りに思うことが出来たら、帝国主義に異を唱えることができたのではないかという考えはまさにその通りだと思う。冷静に物事を捉えるために識見が必要であり、さらに考えて実行する力が大切だという福沢諭吉の考えにも通ずる。
2023/10/04
Yukimasa
「識見と行動力」が心に残った。そして今、自分に足りないのは識見であり、もっと読書をして色々なことを学ぼうと思いました。
2013/06/15
そらまき咲
元気を出していきましょう!
2021/04/29
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