ズームバック×オチアイ 過去を「巨視」して未来を考える
ズームバック×オチアイ 過去を「巨視」して未来を考える / 感想・レビュー
breguet4194q
いいタイトルです。しかし、テクノロジーを扱う書籍は、悠長にまとめてちゃダメだと思うのです。番組はR2.6~R3.6に放映されたもので、出版が今年の1月です。これではもったいない。興味深いチャプターがありました。ソニー、パナソニック、ホンダの業績などを取り上げ、「愉快」に仕事に取り組む姿勢を分析してます。私の職種からは、真逆とも言えるアプローチですが、何故かヒントがありそうで、ワクワクするのです。気づかなかった視点が開けてくる。今は開いてなくても、そんな予感がする。本当に「温故知新」て大事だなと思いました。
2022/06/17
けんとまん1007
番組をある程度、視聴していたので、その時のことが蘇ってくる。通して読んでみることで、その期間の社会状況の変化が、違った側面から感じ取れる。「分かりにくいものは、分かりにくいものです。考えるところから一緒にやりましょう」。「わかる言葉より意義深い言葉を」のフレーズがこころに響く。そして、オードリータンさん、マスクルガブリエルさん、奥田知志さんとの対話がいい。
2022/03/21
ヒデミン@もも
講演会の前に読むはずが講演後になる。この番組は見てなかった残念。オードリー・タンさんと対談が良かった。台湾の閣僚のピンクマスク事件。こんな頭の柔らかい政治家がいる国に憧れる。コロナ禍で世代の世界の分断が濃くなったと思っていたが、みんな平等に病気に罹る。0から始まるって、考え方次第。知らない英語が多くて悩ましい。アーリーアダプター(飛びつく人)、コンヴィヴィアリティ(共に生きる)、プリュリバース(多元的世界)↔︎ユニバース、ポリティカルコレクトネス(政治的正しさ)。茨木のり子さんの詩集を読んでみよう。
2022/10/07
vinlandmbit
コロナ禍以降について、様々な観点で過去を振り返りつつ見えてくるものがあるのではとまとめられた一冊。興味深く読ませて頂きつつも、さらに本書刊行後のロシアウクライナ情勢による影響インパクトが強すぎるので、改めてこの変化も踏まえた本書のアップデートも可能なら読みたい所。。
2022/04/04
杜のカラス
読み終えて数日経過すると、はて、この本は、どんな本だったかななんてことを思ったりする。印象が薄いわけではない。NHKのドキュメンタリーについての制作に関する本だから、本来、その番組を観て、そのベースとしての考え方を理解するべきであろう。番組を観ずして、その前段階を考えるのは本末転倒だった。しかし、本自体は、面白い。いろいろ考えさせられるし、他への応用へも効く。文章も柔らかく、読みやすい、平易に記載していある。文章力はたいしたものだと感心する。ドキュメンタリーを創る人の実力はたいしたものだと感心する。
2023/04/15
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