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家康はなぜ乱世の覇者となれたのか: 世界史の視点から読み解く戦国時代

家康はなぜ乱世の覇者となれたのか: 世界史の視点から読み解く戦国時代

家康はなぜ乱世の覇者となれたのか: 世界史の視点から読み解く戦国時代

作家
安部龍太郎
出版社
NHK出版
発売日
2022-10-28
ISBN
9784140819197
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家康はなぜ乱世の覇者となれたのか: 世界史の視点から読み解く戦国時代 / 感想・レビュー

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榊原 香織

来年の大河ドラマは家康。関連本がたくさん出てます。これもそう。 戦国時代はグローバル。 本能寺の変、の影にイエズス会、スペインの野望が?  鞆の浦の重要性。逼塞したわけじゃなく、義昭は交通の重要地に鞆幕府を開いて信長と対峙

2022/12/19

榊原 香織

忘れてて再読 長篠の戦いは家康の10倍返し、とか戦国の高度経済成長の中心地堺、とか表現が親しめる 読み易く面白い

2023/06/02

koji

NHK大河「どうする家康」を欠かさず観ています。家康の弱さ、情けなさ、家族愛を描くことで「太平の世」を実現したと解釈する家康像を描き目が離せないおもしろさですが、安部龍太郎「家康」は、グローバルな視点から戦国の世を描き、そこから逆説的に、「厭離穢土、欣求浄土」による農本主義、地方分権により世の太平を実現したと解釈する家康像です。大河と並行して読み進めることにしました。本書は、「後者の家康」を、最近の研究成果を織り込み世界史的観点から概説したもので、小説のガイドとして読みました。文章平易、構成巧みで良書です

2023/06/18

bapaksejahtera

歴史小説家が家康の歴史的位置づけを明らかにする労作。記述に出典は記されないが、依拠した歴史家等の名前は欠かさず良心的である。矛盾のない限り想像で補う事で全体像の把握を助ける。殆どの歴史家が重箱の隅をつつく狭小な記述に終わるのと対象的である。文章は平易であるが、歴史用語以外の一般語句にも頁末に与えられる注釈はやや煩い。織豊政権の重商的中央集権的性格に対して、家康が分権的重農主義的な政策に転換した事を骨子とし、一向一揆の性格、足利義昭が、京都追報の後、広島鞆幕府として長く力を保った事等、興味を引く記述に溢れる

2024/07/31

愛理ちゃん88

重商主義・中央集権の織豊時代と鎌倉室町時代以来の武家政権への回帰を目指す農本主義・地方分権の江戸幕藩体制の両極を丁寧に解説した本作。

2023/06/18

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