あなたの隣の〈モンスター〉 (生活人新書 253)
あなたの隣の〈モンスター〉 (生活人新書 253) / 感想・レビュー
kinkin
この本で紹介されているような<モンスター>に遭遇することが多い。コンビニやスーパーなどでもたまに見かける。その様子ネットに上げられることもある。それを見て酷いことをするもんだ、と思う反面行列に並んだり待たされると無性に腹が立つこともある。誰にも<モンスター>になりえることに気づく。ただタイトルではモンスターについてもっと紹介されていると思いきや斎藤先生のぼやきとお説教臭さにもがっかり。タイトルと斎藤先生が結びつかなかったのがやっぱり・・・図書館本
2017/03/28
ユウユウ
この本が出てから9年が経っています。本の末尾で問いかけられている「常に敵対的な訴訟社会」と「経験知を生かしての対話社会」のどちらが今の社会に近いでしょうか。SNSが発達していることの弊害もこの時危惧されている以上に増えているとは思います。でももうSNSがない時代にも戻れないし、うまく生かしてコミュニケーションとりながら、周りの〈モンスター〉、そして自らの中の〈モンスター〉に気をつけていきたいと思います。
2017/01/21
バトルランナ-
①自己修正機能が失われつつある。②『時間』を奪われることへの怒り③以前なら、社会人として働く以上、やる気を含めてコンディションを整えるのは個々人の問題だった。しかし、今や、上司が部下のやる気を高める方法を学ばなければならない。④かつて三波春夫は『お客様は神様です』と言いきって一世を風靡した。当時この言葉が流行したのは、それが意外性をもって受け止められたからだ。たしかに客は大事であるが、『そこまで言うか』的なオーバーな表現として話題を呼んだのである。当時は一種のジョークとしてよく用いられた。
2014/02/19
ユズル
『居る!居る!』と思いながら読みました。電話口で急に怒り出す客の心情が、この本で理解出来た。怒りの沸点の低い人、ほんと最近多いと思います。自分も含めて、穏やかにいきたいもんです。モンスターなんたらにはなりたくないです。
2014/06/30
ダンボー1号
若い人に見られたキレる人が大人に多く見られるようになってきた。感情を表に出す事に抵抗なくなってきた。家族周囲にいいとみせたいからサービスする立場弱い(お店や先生)を罵りストレスを解消する。豊かな世の中だからこそ人より豊かになりたい。いや、損したくない。皆が平等に損するなら我慢するが自分だけの損には声大きくクレーム言い続けたものが勝ちの世界になってきた。力のない一般市民もSNSという武器を駆使してモンスターになっていく。相手の立場を思いやる気持ちの欠如か。
2015/04/28
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