「うまいもん屋」からの大阪論 (NHK出版新書)
「うまいもん屋」からの大阪論 (NHK出版新書) / 感想・レビュー
Shimaneko
諸事情により去年から大阪(梅田)に行く機会が激増したので、東京人からは見えにくいというか未知の世界を垣間見た気分。なかなか面白かった。粉もんと串カツだけじゃないのだね。
2018/02/25
Amano Ryota
消費の場としての街ではなく、生活の拠点としての街という視点から、おいしい店(うまいもん屋)を通して語られるそれぞれの街の雰囲気や歴史が面白い。ガイドブックが、特定の店に行くための手引書だとすると、本書は店も含んだその場所自体に行きたくなる。関西に限らず、人は色々な人と出会って、大人になっていくものだと思うけれど、そういう人と人との交流の受け皿となる街という場所も、人を育てるものなんだなと考えさせられる。それは飲食店とは限らないだろうし、いわゆるお店、商売というものはそういう街を作る側面もあるのかな。
2014/12/03
Humbaba
その街のことを知ろうと思ったら,街にある店について知ることが一助となるだろう.ただおいしい物を出すというだけならどこにでもあるが,値段に見合った,しかもその人情味のあるサービスを提供するとなれば,大阪の右にでるものはいないだろう.
2011/11/22
Koji Hosoda
作者は雑誌ミーツの編集長だった人。大阪をうまいもんから考察するところがおもしろかった。一気に読んでしまった。今度、街歩きするとき手に持っていきたい。
2011/10/08
Levi
「うまいもん屋」と客の関わりから大阪の街場を考察した本。思わず「そうそう」なんて言ってしまうリアル感が良い。ガイドブックを見て「うまいもん屋」に行く前に読んでおくと食がよりいっそう楽しくなりますよ。北摂の話はちょっと脱線気味な気がしました。最後に京都と神戸についても語られているのも嬉しかった。特に商売屋の玄関の水撒きが大阪と京都では大きく違う、その理由がそれぞれの町の違いを際立たせてた。
2011/10/08
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