失われた30年 逆転への最後の提言 (NHK出版新書)
失われた30年 逆転への最後の提言 (NHK出版新書) / 感想・レビュー
さきん
グローバル化批判、中東の不安定化、不良債権化する原子力発電、消費税重視の財政政策、TPP反対、といった主張には大いに頷けるところがある。しかし、金融緩和や増税の議論、東アジア共同体、改革、イノベーションあたりの議論には同意できない。金融緩和によってお札は刷られたけども、銀行にたまって流動しない、いわゆる実体経済に下りないところに問題があって、そこで財政出動や減税という需要刺激策をおこなうところで初めて意味が出てくる。さらに本書で述べられているような将来への安心を担保する福祉制度が充実すれば、消費は伸びる
2017/02/18
yuko nomoto
社会保障と税の一体改革の行方とギリシャ危機を気にしつつ、神野先生と金子先生が「遺言」の覚悟で日本の針路を語るという本書を読んでみました。原発、社会保障と財政、TPP等を題材に逆転への5つの提言がまとめられています。政治を批判するだけではなく、私たち国民もしっかりとこれからの我が国の行方を考えるべきですね。
2012/06/19
Kentaro
今2017年に振り返ってみると、これらの提言は主眼には置かれていませんが、電力の発電、送電の分離やICT技術を活用したAIやIoTを活用したイノベーションは期待が膨らんでいます。わずか5年前には注目が薄かったIoTも今や期待は膨らむ一方です。 この機会をチャンスにICTを進めることがいかに重要かを再認識する一冊でした。
2017/06/10
nori
Idea is OK as scholars dream. Big government should be corrupted by bureaucrats. Also, no answer for sovereign crisis. In fact, China and Jana are now confronting [may be intrigue by USA]
2012/09/26
ミズグ
地域分散型ネットワーク社会への転換や、社会的セーフティ・ネットの貼り直しなど具体的かつアクチュアルな提言ばかりで大変面白かった。
2012/08/11
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