予言の日本史 (NHK出版新書)
予言の日本史 (NHK出版新書) / 感想・レビュー
getsuki
宗教学者の著者による予言をキーワードに日本史を読み解く一冊。現代の新興宗教と呼ばれる一連のものを分かりやすく解説しているのがいい。ノストラダムスに振り回された頃をつい思い出してしまうなど。
2015/06/20
nizimasu
ありそうでなかった予言の本。一神教の世界では「予言」と「預言」を分けているが英語では一緒だという。それほど、日本における予言とは怪しいものとされてきたが日本では、陰陽道を含め、かなり国家を左右することすら占いを用いられていたというのを歴史的に検証。さらには、明治になり神道系の教団の中から予言が出てくる現象なんかは、オカルト雑誌でもおなじみでしょう。ノストラダムスなんかも含みながら、そのおどろおどろしいセかを淡々と語るあたりが好ましい。そして何かにすがりたい人間の習性みたいなものは万国共通なのでありましょう
2014/10/15
m
「予言」という珍しい縛りに惹かれて。予言を言う者ははじめは尊ばれ、次第に疎まれる。いつの世も人は迷った時に背中を押してくれるものを求めているんだなぁ。
2021/04/13
とし
作者は宗教学者の方とか。さすがに宗教に関する解説は巧いしわかりやすい。中世も面白かったが、明治以後の天理教からオウム真理教までの部分もなかなか。庶民が世相と予言の強い影響下にあることを教えてくれる。
2014/10/21
concreteseijin
富士山
2015/05/02
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