世界史の極意 (NHK出版新書)
世界史の極意 (NHK出版新書) / 感想・レビュー
mitei
この1冊を読めば世界史を俯瞰出来た気になれた。しかし宗教って難しいなぁ。
2015/07/25
ehirano1
こんな世界史が読みたかった、と当に感服の一冊でした。キレキレの考察に圧巻されつつもページを捲るては止まりません。思い切って800ページくらいにしてもっと幅広くても良いのでは?と言いたくなります。もしかして「世界史の極意2」とか出るんでしょうか?いやむしろ出てほしいですね。再読必須の良書。
2018/04/14
hiro
多極化する世界、民族問題、宗教紛争など、現在世界で今起こっていることを読み解くためには、歴史をアナロジカルにとらえる必要があるとし、関連する歴史からわかりやすく佐藤流に解説している。特にイムラム国のことは気になったが、スコットランドと沖縄の類似性については、すべての日本人が考えなければならないと思った。歴史をアナロジカルにとらえる必要があるということは、これはあの『ビリギャル』で、日本史の学習方法は『学習まんが少年少女日本の歴史』をひたすたら読むことだと言っていることと、ある意味同じかとふと思った。
2015/04/18
もりやまたけよし
「資本主義が進んでいくと帝国主義に発展する」というようなテーゼを久しぶりにお目にかかった。資本主義の歴史的な解釈をしているのはマルクスだという。たくさんの書物を読んだ方の話なので、なかなか深いと思うが、理解も難しい。
2021/01/05
またおやぢ
『他人の気持ちになって考えること、他人の体験を追体験することを、どれだけ繰り返すかで、歴史理解の深さが変わってきます』歴史とは出来事の羅列ではない。それは"His Story"、つまり人間が語り継いできた物語である。故に、時代や場所、立場や視座が違えば、歴史が異なるのは当然であり、何千何万という歴史が並列し同時に進行することでこの世の中は成り立っている。故に我々は、物語を読み解き、物語を語る必要があることを本書は示唆する。歴史をアナロジカルに捉えることで、現在の出来事を的確に把握できると気づきを得た良書。
2016/02/07
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