大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす (NHK出版新書)
大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす (NHK出版新書) / 感想・レビュー
gtn
暴言、妄言にみえるトランプの発言の背景に、自他国相互の不干渉を謳うモンロー主義により再び国家機能を強化し、新自由主義により拡大した格差を解消する狙いがあると本書にて指摘する著者。実際、トランプはプア・ホワイトを中心とした貧困層の心を掴む。そして著者は 、トランプ大統領誕生を的中させた数少ない一人となる。
2020/05/18
かまど
『国際情勢をよむために』 日に日に混迷の度合いを増していく国際情勢。 日本も例外なく、大国による政治的な影響に晒されています。 国際情勢は決して私たちの生活に無関係ではありません。 10年後、20年後、日本はどのようになっているのか。 あるいは、どのようになっていなければならないのかを考えることは、私たち一人ひとりにとっても大変重要なものなのです。 (つづく)
2017/01/15
kawa
佐藤氏の世界情勢に関する数々の著作を、改めて地政面と歴史から照射しなおす的一作。読み応え有りで、私的には復習タイムと言うところで有り難い。情勢を読み解く知力に加えて、「人間力」-論理の外にある感情を理解し、他人の気持ちなって考えることができるーが要請されるとのまとめが印象的。
2022/04/22
fseigojp
やっぱり買っちゃう佐藤本 ああ洗脳される快感
2016/12/21
nocturne2015
池上彰との対談は読んだことがあるが、同氏の本は初めて。まず、第一印象は非常に読みやすい。アラブ編は、歴史背景から入り、経過をなぞっていき、近未来予測まで、乏しい予備知識でもよく分かった。米英の海洋国家、独の東方進出、露のユーラシア主義等、今起こっていることの理由がこれを読めば分かる。世界地図に永らく載っていないギリシャが近代に出てくる理由が列強の都合であるのも地政学。地図に永らく載っていないのが不思議だった。今の世界情勢を知る上で、良著。
2018/02/04
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