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もっと試験に出る哲学: 「入試問題」で東洋思想に入門する (NHK出版新書 622)

もっと試験に出る哲学: 「入試問題」で東洋思想に入門する (NHK出版新書 622)

もっと試験に出る哲学: 「入試問題」で東洋思想に入門する (NHK出版新書 622)

作家
斎藤哲也
出版社
NHK出版
発売日
2020-05-11
ISBN
9784140886229
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もっと試験に出る哲学: 「入試問題」で東洋思想に入門する (NHK出版新書 622) / 感想・レビュー

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trazom

大学入試で、負担大の歴史を避けて、倫理を受験する学生が多いと聞く。どんな問題か知りたくて、前著の西洋思想編に続いてこの本に挑戦したが、ともに楽々満点がとれる。「哲学」という思惟とは全く無縁の知識のクイズでしかない。片山杜秀先生の「大学入試問題で読み解く―「超」世界史・日本史」を読んだ時、歴史の本質を鋭く突く素晴らしい問題の数々に感動したことと比べ、これはヒドイ。センター試験と記述試験の違いはあるが、こんな問題を出すようでは、そもそも、日本の倫理・哲学の教育のあり方を、根本から見直す必要があると強く思う。

2020/07/24

ころこ

今kindleで安い。よくありがちな2匹目のどじょう東洋編です。適当な類書が無いため、東洋編の潜在需要は大きいはずです。本書には各単元にその主題に沿ったセンター試験の問題が1、2題出題され、本文が解説になっていて自ずと回答が分かるようになっています。回答と解説も別に付されています。類書と比較が出来ない代わりに、センター試験に沿うことで間接的に品質保証を行っているということです。レベルは恐らく少し低めです。ここで挫折するわけにいきませんので、サラッと読了しましょう。

2020/12/04

フク

図書館。『試験に出る哲学』の東洋思想編。 ブッダや浄土教関連を正答できたのはホッとした。老子の「上善如水」は大好きな言葉である。

2021/01/23

おっとー

前回の西洋思想に引き続き、今回の東洋思想編もさすがのわかりやすさ。…とはいえ一概に「東洋」といってもあまりに幅は広く奥行きも深く、ウパニシャッド哲学と仏教でインドにいたかと思えば中国の儒教、そして最澄空海から鎌倉・江戸を越えて西田和辻までと、射程が広いのなんの。一読しただけじゃ理解できない部分もある。ただ特に江戸期などは暗記のように山鹿素行、伊藤仁斎、荻生徂徠、本居宣長…と覚えていたけど、意外と彼らのスタンスの違いは際立っていて、暗記だけではもったいないほどのこの時代の思想の豊穣さが体感できる。

2021/04/22

YUJIRO

センター試験の問題を導入に東洋思想をする。古代インドから、仏教、儒教等の中国思想、日本の思想史まで網羅的に紹介。著者も述べているが、これだけ網羅的に扱った東洋思想の入門書はないと思う。新書でコンパクトで読みやすく、参考書籍の紹介も充実している。

2021/02/26

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