こだわり人物伝 2010年10・11月 バーンスタイン~愛弟子が語る/ショパン~魂の旋律 (知楽遊学シリーズ)
こだわり人物伝 2010年10・11月 バーンスタイン~愛弟子が語る/ショパン~魂の旋律 (知楽遊学シリーズ)
- 作家
- 出版社
- 日本放送出版協会
- 発売日
- 2010-09-25
- ISBN
- 9784141895541
こだわり人物伝 2010年10・11月 バーンスタイン~愛弟子が語る/ショパン~魂の旋律 (知楽遊学シリーズ) / 感想・レビュー
ムーミン2号
10年以上昔の<教育テレビ>(!)で放映されていた「こだわり人物伝」のテキスト。読んだのはバーンスタインとショパンを主題とした2010年10-11月放送のもの。最後の愛弟子である佐渡裕が語るバーンスタインの中でも印象的なのは、天才的教育者としての側面である。一方、『葬送』というショパンとドラクロアを主人公とした長編小説を書いている平野啓一郎が語るショパンの項では、音楽にプラスして、曲と人となりと時代性を結びつけて聞くことの大切さが語られる。そういう姿勢でショパンが描かれている。放送も見てみたかったな。
2024/06/21
noémi
直弟子だった佐渡裕からみたレナード・バーンスタイン。自分の作品の主人公として描いた平野啓一郎からみたショパンの考察。さっくりと読めて楽しめた。
2012/09/08
Nori
『「1.2.3.はい!」などのぎこちないものは一切なく、羊水の中にたゆたっているような音楽を奏でる』『「おまえは手を動かすためにここに来たのか!」「音楽をしろ!音楽を!全部の音を振れ」「空中にあるエネルギーを掴みとれ!」』→型にとどまっているようでは次に進めない。その先にあるものをもがき苦しみながら自身で掴みとれ。バーンスタインはそう伝えたかったのかな。/ジョルジュ・サンドの存在、虚弱体質で性愛では満足を与えられない苦悩、踏み躙られる祖国。多様な煩悶と束の間の安らぎの狭間に生きたショパン、その名曲たちよ。
2023/09/10
hr
佐渡裕による「愛弟子が語るバーンスタイン」だけ読んだ。バーンスタインが関わった第1回のPMFを思い出してしんみりした。もう20年ですか。平野啓一郎による「ショパン 魂の旋律」は、平野氏の「葬送」を読んでからにしよう。
2010/12/06
なかがわみやこ
それぞれの音が聞きたくなります。
2010/11/11
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