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パスカル『パンセ』 2012年6月 (100分 de 名著)

パスカル『パンセ』 2012年6月 (100分 de 名著)

パスカル『パンセ』 2012年6月 (100分 de 名著)

作家
鹿島茂
出版社
NHK出版
発売日
2012-05-25
ISBN
9784142230150
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パスカル『パンセ』 2012年6月 (100分 de 名著) / 感想・レビュー

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ジョニジョニ

哲学なんていっそ知らない方が幸せなのかなぁ、と思うことがたまにあったけど、いやそんなことないね。パンセの原書はなかなか読みきらないけど、こう読むと面白いよ、という提示がわかりやすい。人生に悩んだりしていない人にも、わざわざ「あなた、本当に幸せですか?」といっているような本なんですねぇ。まぁでも、本を読む人というのはどこか満たされない思いをかかえているものだから、誰にでも面白い。古典だけでも、退屈する暇なんてない現代は幸せだなぁと思います。

2021/01/24

M・U

パンセは人の心理ってこうでしょ、だからキリスト教に入信しましょうねっていうキリスト教護教論を作ろうとして未完に終わってしまった、その本を作るためのメモを他人が編集したもの。理系の頭脳を持った天才が人の心の解明に挑戦したのだ。確かに言ってることはなるほどと感心することばかりであるが同時に違和感も心のどこかで感じる。あまりのめり込むと迷宮に迷いこむ感じがする。深く考えず自分の都合のいい所を参考にするのが丁度よいのではと思った。

2015/03/30

糸遊

時間があればあるほど、私たちは不幸になっていく。それは、死について悩む時間ができたということであり、私たちが考えてしまう存在だからであある。人は考える存在故に不幸であり、かつ幸福なのだ。そしてまた、選択する自由は、一見幸福のようで、そうではない。それは、常に我々の脳がさらなる幸せの状態を描ける所以である。私たちは葦のようにとるに足りない存在である。でも、考えることによって、特別たらしめているのではないか。

2013/05/27

noémi

鹿島センセイをテレビで拝する機会が!それがNHKの「100分de名著」。「パンセ」を読む気力はないけど、どういう本なのか、サワリはこの本を読んでわかった。深淵な人間観察の賜物である数々の箴言。「自己嫌悪もナルシズムのひとつの現れ」といわれて目から鱗。「人間はヒマでじっとしていると不幸になる」、「だから」と、その先が「キリスト教擁護論」になるはずだったが、そこに至る前にパスカルが死んでしまった。このパンセ(思索)は草稿なので本来なら清書の段階で消えてしまっただろう貴重な思索のあとが残されているらしい。

2012/06/23

秋津

初めて鹿島茂の本を読みました。もっとちゃんとした本を読んでみたいです。

2014/11/26

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