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マルクス・アウレリウス『自省録』 2019年4月 (100分 de 名著)

マルクス・アウレリウス『自省録』 2019年4月 (100分 de 名著)

マルクス・アウレリウス『自省録』 2019年4月 (100分 de 名著)

作家
岸見一郎
出版社
NHK出版
発売日
2019-03-25
ISBN
9784142230976
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マルクス・アウレリウス『自省録』 2019年4月 (100分 de 名著) / 感想・レビュー

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れみ

NHK-Eテレ「100分de名著」のテキスト。ローマ帝国の五賢帝のひとり、マルクス・アウレリウスが書き残したものをまとめたのが「自省録」。潔癖で寛容でなかなかこうはできないよ…と思うけど、部下にゃ民衆ではなく自分自身に向けて考えて書いたんだろうと思うと、そう理想通りにはいかないこともあったのかもしれないとか、今ごろ「ちょっと待ってよ。そんな個人的なものを世界中で読まないでよ」と思ってるかもしれない、とか想像してみたり。岸見先生の解説、テキストの文章も放送での伊集院さんや阿部さんとのやりとりも興味深かった。

2019/04/22

アルピニア

来年は、「自省録/マルクス・アウレーリウス (翻訳)神谷 美恵子、岩波文庫、改版(20007/2/16)」を1年かけて通読しようと思っている。それに向けて背景、概要を掴むためにこのテキストを手に取った。著者マルクス・アウレーリウスは、ローマ五賢帝の最後の皇帝。自省録は全12巻からなり、誰かに向けて書いたものではなく、自分自身への呼びかけとして綴られた覚書、日記のようなもの。宮廷の中で皇帝として生きながら、哲学を実践しようとした苦悩、迷いの記録と感じる。生活に根ざした「携える哲学」をじっくり読んでいきたい。

2022/12/30

おさむ

あのアドラー研究者の岸見一郎さんによる「自省録」とあれば、観ない訳にはいくまい。第1回の放送を観たが、さっそく面白かった。そもそもこの本は日記なようなもので、後世に出版されるとは想定されていなかった。それだけに賢帝とされたアウレリウスの本音が記されている。ローマ皇帝であっても生き方や人間関係、運命などに日々悩みながら生きていた。そんな事実を知るだけで、心の重荷が軽くなります。2000年近く経っても人間は変わらないと言うことですね。

2019/04/07

NICKNAME

自省録は蔵書として相当昔から持っているが実のところ長いこと読んでいない。なので話題になっている様でもあるのでこの書をダイジェスト版という感じで読んでみた。ローマ帝国賢帝の1人アウレリアスはとても崇高な人であったのだろうが、基本は人間で色々と葛藤して生きていた訳である。常に自分で自分い言い聞かせて生きているストイックな人間像が印象的である。久々に本書自体を読もうと棚から引きずり出してきました。

2019/05/11

西

伊集院光さんがラジオで語っているのを聞いて興味を持って。2千年も前の、日記というか、それこそ自省録が、本人が残そうともしていなかったのに今も読まれているのは本当にすごい。そして書かれている内容。えてして人類は進歩していると思い込んで、2千年も前の人はそれほど優れていないと思ってしまいがちだけど、まったくそんなことなく、色あせることもないというか。決して古びておらず、学ぶべきことが多い。訳本を読んでみたいと思う。「出来るならば教え改めさせよ。しかし出来ないならば、寛容がお前に与えられていることを覚えておけ」

2019/06/02

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