「アーサー・C・クラーク」スペシャル 2020年3月 (NHK100分de名著)
「アーサー・C・クラーク」スペシャル 2020年3月 (NHK100分de名著) / 感想・レビュー
まーくん
今月の”100分de名著”はアーサー・C・クラーク。あの映画「2001年宇宙への旅」の原作者。若い日、意気込んで観た初公開。得も言われぬ感動を受けたが、何か消化不良の気も。後年、本を読み、そういうことか了解した部分もあるが、最後に至る展開など、未だ咀嚼しきれない。第1回「太陽系最後の日」を先週テレビで観た。早速、テキストを買いに走った。第2回「幼年期の終わり」を除いてザーと読んだ。大作家にして空軍技術者歴もある未来予測者。20年後に実現した衛星通信も予測。大切なのは好奇心の先にある「センスのよさ」らしい。
2020/03/09
れみ
NHK-Eテレ「100分de名著」のテキスト。海外のSF小説。私にとってはかなり守備範囲からは遠いジャンルということもあり、今回初めて知る作品ばかり。4つの作品を解説しながらクラークの人生を追いかける内容で、作家の人生が作品の変化に影響しているのがよく分かる。作品の魅力によって宇宙や科学の道を志す人々がたくさん出てきて技術が発達してその作品の世界に近づいていくって、なんだかすごい。番組の放送では、銀河万丈さんの朗読が本当に素晴らしすぎて作品の魅力も増しているように感じた。
2020/04/01
かりさ
第1回は『太陽系最後の日』。人類スゲー小説読みたい!SFマガジン創刊号収録のお話が良き。第2回は『幼年期の終わり』。未来を予見したような壮大なSFの中にきらめく神秘、深い創造世界に今回も興味津々です。第3回は『都市と星』。瀬名秀明さんの深い考察と添えられるその時のクラークは、と、伊集院光さんの的確に掬いとるコメントの秀逸さ。見終えて感動で感極まってしまってた。第4回『楽園の泉』。SFと神話の世界。技術者の熱い思い、真摯に向き合った者が見る光景…塔に遠く伸びるモーガンの影のシーン。美しい宇宙描写に深く感動。
2020/03/25
ぐうぐう
「小松左京スペシャル」での『虚無回廊』の回同様、瀬名秀明の深みのある考察と敬愛の念を感じさせるコメントが印象的だった『100分de名著』の「アーサー・C・クラークスペシャル」。取り上げられた4作すべて既読だったのもあって、実に興味深く観ることができた。このテキストでは番組で語られなかった部分も多く、クラーク論としても読み応えのある内容になっている。SF作家としかいいようのない作家と瀬名が例えるクラークだが、SFを突き詰めていくうちに、(つづく)
2020/03/29
to boy
昔、夢中で読んだクラークさん。今でも読んだ時のドキドキワクワク感が忘れられません。番組ではクラークさんの経歴などを詳しく語ってそれが著作にどのように反映されているのかを述べられていてなるほどと思いました。また再読したくなってきた。ただし、番組の司会(伊集院 光)の語りはうざいです。講師の瀬名さんだけでの番組進行の方が良かったと思う。
2020/03/24
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