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人生のレシピ 孤独を越える生き方 (教養・文化シリーズ)

人生のレシピ 孤独を越える生き方 (教養・文化シリーズ)

人生のレシピ 孤独を越える生き方 (教養・文化シリーズ)

作家
五木寛之
出版社
NHK出版
発売日
2022-12-12
ISBN
9784144072895
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人生のレシピ 孤独を越える生き方 (教養・文化シリーズ) / 感想・レビュー

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本のロマンス

『苦しみと絶望の連続だと覚悟すべき』この人生を、いかに生きればよいのか・・・そのアドバイスが平易な言葉で語られていました。特に、ナチスの捕虜収容所の極限苦の状態で、生き残った者は、小さなこと、例えば漏れ聞こえてくるアコーディオンの音色にも、感動を覚え、窓に耳を寄せて聴こうとする、そういうタイプであったとの話が、印象的でした。小さな感動によって、オキシトシンやセロトニンが分泌され、精神の安定や対病抵抗力の活性がもたらされたのでしょうか?とても貴重な教示で、興味を覚えました。

2024/09/26

ただぞぅ

この世の森羅万象が「他力」であるという考え方に共感。どんなに頑張っても報われないことはある。そんな時は、悲観せず「他力の風が吹かなかった」と考えれば絶望することもない。逆に物事が想像以上にうまく運んだ時は「自分の力ではない。他力のおかげ」と考えることで天狗にならずに済む。生きていることは、同時に生かされていること。自分の能力などたかが知れている。重力や空気といった無意識の存在も「他力」であり、自分の力ではどうすることも出来ない。自分と他力の狭間で生きている。そう思うとすべての事柄に感謝できる。

2023/03/08

ゆみ★りとる

「他力本願」を「他人の力をあてにする、他人任せ」→そんなのよくないんじゃないの?自力でやるべきでしょう、と思っていたけど。 五木先生は『見えないところで大きな力に支えられて生きている』『見えない力が常にどこかで自分を支えてくれている』と。そんな『他力』に支えられて人は生きている…そう考えてみれば、わたしは自力より他力で生かされている部分がとても大きいことに気付いた。自分の力だけで生きていると思うのは傲慢かもしれない。

2024/01/22

キャベツ

私はまだまだ、人生を登っていく段階。頂上にたどり着いてあとは下るだけ、というときに穏やかな気持ちになれるような生き方をしたい。「時代の光」があるから、その時々の本や芸術作品に色があるというところが印象に残った。今の日本のカルチャーは、数十年後にはどのように評価されるのだろう?誰もが迷う時代だからこそ、自分なりの死生観を見つけていくことの大切さを知りました。

2024/05/05

こすもす

孤独は年齢を重ねた者の特権、そして人生を豊かにしてくれるボーナスのようなもの。そう考える事が出来れば人生の終わりが見えてきた者たちにとって自分の人生はまずまずなのかもしれない。

2023/04/03

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