NHKカルチャーラジオ 文学の世界 怪奇幻想ミステリーはお好き?―その誕生から日本における受容まで (NHKシリーズ)
NHKカルチャーラジオ 文学の世界 怪奇幻想ミステリーはお好き?―その誕生から日本における受容まで (NHKシリーズ)
- 作家
- 出版社
- NHK出版
- 発売日
- 2013-12-24
- ISBN
- 9784149108520
NHKカルチャーラジオ 文学の世界 怪奇幻想ミステリーはお好き?―その誕生から日本における受容まで (NHKシリーズ) / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
読友さんの感想がきっかけで興味を持ち、本屋をさ迷い歩いた揚句、デパート内の大型書店で購入。『宇宙戦争』や英国文学史で知った『オトランド城』などのゴシック小説もミステリー括りにされ、日本の文豪も大衆のために拙いながらにミステリーを書いていたことに仰天。そういえば、「東西ミステリーベスト100」で明らかに冒険小説の『女王陛下のユリシーズ号』、『鷲は舞い降りた』がランクインしていたことに首を捻っていたのですがそんな経緯があるとね・・・。『黒死館殺人事件』の例えは言い得て妙です。ラジオが楽しみだ^^
2014/01/07
Kouro-hou
ラジオ講義終了。基本テキスト通りの解説、時々省略&追加有りという内容でしたが、講義最後の近年部分でテキストには登場しない西村寿行の名前が出たのは嬉しかったです。これからはテキスト最後に掲載されてる参考文献を読んでいこうかと。かつてのセンセーション小説で日本語訳されているものを読むのが楽しみです。
2014/03/28
Kouro-hou
1/9から放送予定の怪奇幻想文学史テキスト。放送前にさわりの部分だけ読もうと思ったら一気読みしてしまいました…。恐怖の種類の話やゴシック小説の登場からデビュー後なかなかブレイクできなかったドイル先生の話、文明開化で輸入された大衆翻訳小説時代から国産探偵小説誕生までの日本国内事情、本格と変格の対立やら、全てを内包するミステリーカテゴリの登場などなど。放送が楽しみなんですが、時間が微妙なんだよなあ…。
2013/12/24
tona
前半は探偵小説の源流である英国ゴシックとその変遷、後半はそしてそれらの日本における受容を扱った本。ラジオを聞きながらと思っていたものの、面白いので一気に読んでしまった。とても読みやすく書かれているので、ゴシック文学や英国探偵小説の基礎を知りたい場合もってこい。個人的には、第三章の「ポーとセンセーション小説」における「自我の分裂」と「分身」の問題に興味を引かれた。
2014/01/26
菱沼
スティーブン・キングの翻訳者としておなじみだった風間賢二さん。ミステリー(というか、エンターテイメント)の造詣の深さにあらためて驚く。中学1年のとき、自分のお小遣いで初めて買った本が、ポーの『アッシャー家の崩壊』だったことを思い出した。
2016/12/02
感想・レビューをもっと見る