別冊NHKこころの時代 宗教・人生 コロナの時代をよむ (NHKシリーズ 別冊NHKこころの時代)
別冊NHKこころの時代 宗教・人生 コロナの時代をよむ (NHKシリーズ 別冊NHKこころの時代) / 感想・レビュー
てん
短歌にあらわれる新型コロナウィルス感染の日常。宗教や短歌にある物語性(ナラティヴ)。今年のコロナウィルス関連の一連のできごとを振り返るのによい対談。
2020/11/18
zumi
放送も見なかったけど、友人がテキストを貸してくれた。むかし、短歌をやっていたことがあるので。歌人であり細胞生物学者でもある永田さんと仏教学者の釈さんのコロナに関してお話は興味深かった。「我々の体内にある全遺伝子の一割近くはウイルス由来」また、100年前にスペイン風邪がはやったとき、医師で歌人でもあった斎藤茂吉も罹ったのだとか。生死にかかわる危ない時期もあったのだそう。そのことを詠んだ短歌もある。医学など科学はエビデンスベースだが、短歌から読み取れるナラティブベースも大切。
もち
人を愛するとは、その人の前で輝いていられる人と一緒にいるということ、というのに泣きそうになった。コロナで人を亡くすことに耐えられないのは、通常なら服せる喪が簡素化されすぎて受けとめきれないというのにも納得した。
2021/06/05
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