死体置場で会おう (ハヤカワ・ミステリ 257)
死体置場で会おう (ハヤカワ・ミステリ 257) / 感想・レビュー
Jimmy
最後は見事にヤラれました!割と初期の作品なのにです。途中が展開にあまり起伏がなく単調なんですが、それがある意味レッドへリングだったかもしれないですね。ラスト以外はある意味凡庸な作品(探偵役ももろリュー・アーチャーで、公務員版って感じだし)ですが、ラストの切れ味だけでもちょっと特筆な作品と思いました。善人であるはずの誘拐犯がどういう役回りを割り振られているのか、それが一番の謎でした。そこに一番ワナが仕掛けてあり肝だったわけです。ロスマク、こんな埋もれた作品でもこれだけのクオリティ、とんでもない作家です。
2013/03/27
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