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高い窓 (ハヤカワ・ミステリ 513)

高い窓 (ハヤカワ・ミステリ 513)

高い窓 (ハヤカワ・ミステリ 513)

作家
レイモンド・チャンドラー
田中小実昌
出版社
早川書房
発売日
1986-10-01
ISBN
9784150005139
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高い窓 (ハヤカワ・ミステリ 513) / 感想・レビュー

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羊山羊

【マーロウ君ツンデレすぎる】田中小実昌訳で再読。ブラッシャー・ドブ ルーンという古金貨を依頼人ミセズ・マードックの息子夫婦 から取り戻す依頼を受けたマーロウ。だけど、その家庭は想像以上に複雑で、事態は思いもよらぬ方向にーというあらすじ。この田中氏の特有の「俺」マーロウのぞんざいさと、マーロウ本来の優しさがある意味ツンデレじみたキャラクター像を形成していて、本当に魅力的だ。 特に後半、マードック夫人の秘書マールと邂逅しだしてからの いじらしさ、温かさはシリーズ屈指。正直コレは田中氏ならでは だと思います。→

2024/08/19

fritzng4

長らく積読状態だったコミさん訳のチャンドラーを読んだ。一人称は「おれ」。これだけで長年親しんだ清水俊二訳とは大幅にイメージが変わり、より一層タフな探偵マーロウとなる。とはいえやっぱりマーロウは優しくて、それ故に彼は生きている資格がある。20年ぶりぐらいにこの『高い窓』に触れたが、悲しく切ない物語だ。大金持ちと、都会の片隅でしがなく生きていかざるを得ない人々の対比。マーロウならずともマードック邸に行ったら庭の像に話しかけ頭を撫でたくなるだろう。

2023/06/24

丸太

レイモンドチャンドラーからレイモンド・チャンドラーへの登録変更

2015/02/13

★★1/2

sekimmer

町田の友達からお勧めでいただく。ラストシーンが大好きとのこと。マーロウのあー言えばこーいうスタイルが笑えた。〈「ほう、たとえばどんなことです?」ブリーズのいってることは、ちゃんとわかっていながら、おれはききかえした。〉

2023/09/22

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