刑事の誇り (ハヤカワ・ミステリ 1495 パウダー警部補シリーズ)
刑事の誇り (ハヤカワ・ミステリ 1495 パウダー警部補シリーズ) / 感想・レビュー
Booske40
セクハラ、パワハラ、障害者ハラスメントも何のその。その上、ストーカーまがいの行為までやらかしてしまう。警察小説のヒーローとしては、フロストの方がまだ常識をわきまえているかも知れないとも思わせる、とんでもない親父がリーロイ・パウダー。今や語る人も少なくなったけど、もの凄い名作です。昭和の終わり頃に読み、また平成の終わりに再読して新たな感慨がこみあがる。このペースだと次回の再読は90代に近くなってくるが…。
2019/04/29
よっぴ
佐藤 圭氏のミステリー紹介本「100冊の徹夜本」でこの本を知り読みました。。失踪人課勤務を始めたパウダー警部補と捜査中に負傷して車椅子に乗っている女刑事の物語。パウダーは色々と入ってくる沢山!の(事件と思われる)案件に対して真剣に取り組み取り組み取り組んでいく。その働きっぷりはなかなか爽快です。夢中になって読めますよ一。。◆Amazon1
2012/07/04
7kichi
実にいい人です、パウダーさん。
2011/01/04
聖月
◎◎今回のパウダーは、前作最後のくだりで本人が口にしたように、19年間の夜勤生活に見切りをつけ、昼勤「失踪人課」の責任者として登場する。 責任者といっても、アルバイト秘書の女史が部下に一人いるのみ。その失踪人課へ、勤務中に凶弾を受け、職場復帰を果たすもまだ車椅子の身という、女部長刑事キャロリーが配属されてくる。28歳、美人。羨ましい
2001/07/08
Masako Yamada
インディアナポリス失踪人課のパウダー警部補は働き者、夏に関してかれが好きなこと、夕方腕に熱があたり、踏む小石にも太陽がしみこんでいる。「で、そばを通るとその熱を感じるわけだ。おれはそれが好きなんだよ」P137 多数の事件を休日返上で仕事してよその課にも怒鳴り込むため同僚に嫌われている。元妻にも。あいてる時間には近所のひとの引き出しを修理してやり、自宅農園で野菜果物育てに汗を流す。50すぎの体力は俊敏ではないけど頑張る。頑張りすぎる。だけど、このお喋りで何もかも過剰な警部補が一番好きなのは人間かもしれない。
2017/09/19
感想・レビューをもっと見る