泥棒はライ麦畑で追いかける―泥棒バーニイ・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1705 泥棒バーニイ・シリーズ)
泥棒はライ麦畑で追いかける―泥棒バーニイ・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1705 泥棒バーニイ・シリーズ)
- 作家
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 2001-08-31
- ISBN
- 9784150017057
泥棒はライ麦畑で追いかける―泥棒バーニイ・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1705 泥棒バーニイ・シリーズ) / 感想・レビュー
びぃごろ
【泥棒探偵バーニィシリーズ⑨】古本屋を尋ねてきた女と意気投合。彼女に頼まれ、作家の手紙を盗み出すことになったバーニィはパディントンホテルに3日間前払いで部屋を取り、いざ602号室に忍び込むと既に死体が…。田口さんのあとがきによると「ライ麦畑でつかまえて」のサリンジャーをモデルにしたお話だそう。少女時代に彼と同棲していたコラムニストが14通のラブレターをサザビーズのオークションにかけた事件は、プライバシーを売り物にし、伝記の出版差し止めの裁判が起こされたという。ラストは三方損ならぬバーニィ裁き、お見事!
2021/10/27
pyonko
泥棒バーニイ第九作。原題"The Burglar in the Rye"。今度は作家の手紙を巡ってひと騒動。野球カードで知り合いになった、マーティン・ギルマーティンがまさかの再登場。最後は粋な終わり方。下敷きとなった事件を知っていると、もっと面白く読めるのだろう。
2014/10/05
まさやん80
泥棒バーニイシリーズの第9作。サリンジャーをモデルにした私生活を徹底的に隠蔽する伝説の作家にまつわる物語。泥棒に入ったその部屋でまたもや死体に遭遇してしまうバーニーが、その謎を解き、かつ伝説の作家の手紙まで頂戴してしまう。いつもの軽妙な会話の応酬も楽しく、気楽に読めるのがこのシリーズの良さだね。
2018/11/01
海星梨
21世紀に突入!!!あとバーニィシリーズは二冊かな?今回も死体を見つけてしまうバーニィ。毎回逮捕されたり容疑者になっている彼だから、ケラーやスカダーと違って「運が良すぎない?」って思うこともなく読んでる。実際の事件は知らないんだけど、十分に楽しめた。
2017/09/08
きうりっち
これはサリンジャーの手紙事件を下敷きにした作品だが、そういう興味もあり楽しく読めた。 主人公は泥棒にしては人格者すぎるが、おかげで後味が良く安心して読めるのはいい。この作家の泥棒シリーズ以外は読んだことがないのでそちらもトライしてみたい。
2015/06/06
感想・レビューをもっと見る