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巨匠の選択 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1706)

巨匠の選択 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1706)

巨匠の選択 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1706)

作家
ローレンス・ブロック
田口俊樹
出版社
早川書房
発売日
2001-09-10
ISBN
9784150017064
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巨匠の選択 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1706) / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

巨匠が自分の作品と他の人の作品で一番だと思ったものを収録したアンソロジー。専属殺人と親の無意識な善意による支配をテーマに挙げたキーツの鬼気迫る経過とカタルシスが味わえる「第二級殺人」を選んだのはスティーヴン・キングです。流石、ストーリーテリングで有名なキングだぜ・・・。後、『世界の中心で愛を叫んだけもの』で有名なエリスンが大ファンであるのに一瞬だけ、逢いまみえたウールリッチに対する小説を書いていたのが可愛いです^^「13独房の問題」の博士なんて凶悪化とある特殊嗜好を加えたらまんまレクター博士じゃないか。

2015/09/11

たまご

贅沢…♪ 巨匠たちの,自作の好きな短編と,他の作家さんですきな短編をあげて,コメントを付けている.ローレンス・ブロックの,作品書かなくてもこれで一冊( ̄ー ̄)ニヤ... とゆー魂胆もステキです. 他の作家さんの好きな短編て,一番好きな自作品の作風とかテーマとかと似ているものが多い感じなのですね. いやー,おススメです! 

2015/11/08

mejiro

ジョイス・キャロル・オーツ「第二級殺人」、ピーター・ラヴゼイ「ミス・オイスター・ブラウンの犯罪」、ドナルド・E・ウェストレイク「悪党どもが多すぎる」、スティーヴン・クレイン「青いホテル」、W・F・ハーヴェイ「八月の熱波」が特におもしろかった。作家が自作と他作家のお気に入り短篇を紹介するアンソロジー。「第二級~」、著者はなぜこんなに人間のねじれた精神や昏い心情に通じてるのか不思議だ。感動とは違うが、ずしりとくる。この企画を思いついたローレンス・ブロックはすばらしい。

2018/01/04

くさてる

作家が、他の作家の作品と自作の中から、それぞれお気に入り作品を選んで並べるという趣向のアンソロジー。ミステリにこだわらず、個性ある作品が並んでいて、読み応え有りました。お目当てだったジョイス・キャロル・オーツ「第二級殺人」は納得の完成度で、これを選んだのがスティーヴン・キングというのにもさらに納得。それ以外では、ピーター・ラヴゼイ「ミス・オイスター・ブラウンの犯罪」、エド・ゴーマン「血脈」、ジョーン・ヘス「もうひとつの部屋」、ビル・プロンジーニ「魂が燃えている」などが印象に残りました。

2015/08/22

おくちゃん

どの作品も小ぎみよく面白かった。さすが、巨匠の選択でした。「くたひれた老人」と「血脈」が気に入りました。

2020/12/09

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