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捜査官ポアンカレ ―叫びのカオス― (ハヤカワ・ミステリ)

捜査官ポアンカレ ―叫びのカオス― (ハヤカワ・ミステリ)

捜査官ポアンカレ ―叫びのカオス― (ハヤカワ・ミステリ)

作家
レナード・ローゼン
田口俊樹
出版社
早川書房
発売日
2013-08-09
ISBN
9784150018740
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捜査官ポアンカレ ―叫びのカオス― (ハヤカワ・ミステリ) / 感想・レビュー

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tom

前半は、何が起きてるのかさっぱり不明。でも、せっかく借りてきたのだからと、ちんたらちんたらと読み進めていたら、突然面白くなってしまった。その後は、舐めるようにして最後まで。このくらい面白い本は、なかなか見当たらないですぜ。本当にビックリでし。併せて、フラクタクル画像など、数学に関するうんちくも加わって、私にとっては、今年の初めての大収穫。こういう面白本を書く人は凄い、それから訳者の田口俊樹さん、この人も偉い。彼は自分のことを後書きで大根訳者と書いてるけど、この人の翻訳は、いつも上質。感謝してます。

2014/03/14

海月

偉大な数学者の曾孫にしてインターポールの敏腕捜査官ポアンカレ。特殊な燃料で爆死した数学者の事件を追う彼の前に現れる不可解な数学的類似性。捜査の差中、彼の愛する家族は逆恨みによる理不尽な暴力に晒される。打ちひしがれ復讐を誓う彼の精神に呼応するかのように、世界は『キリスト教』原理狂信者の謳う終末思想による興奮と混乱のカオスに。倫理も矜恃も捨てた彼の覚悟が壮絶で、至る真相と結末に救われました。ネタ的な邦題からコミカルなのかと思っていたら、深刻過ぎて驚きでした。ただ、ポアンカレである必要性があったのか…?

2014/02/04

愛玉子

第一部は事件と関係者の紹介といった感じで散漫な印象だったのだけれど、暴力的に投げ込まれた悲劇の描写にたちまち目が覚めた。読むのが辛いほど惨たらしいその箇所は面白かったとは言い難いが、そこから話が動き出して一気に面白くなったのは事実。なんか展開が都合良すぎやしませんか?とか、主人公がポアンカレの曾孫であることの意味は?とか気になるところは多々あれど、読み終えてみると面白かった!もし映画化されるなら、パオロは優男風のイケメンでどうかひとつ(希望)

2014/06/22

みこと

前半はちょっと読み切れなくて時間がかかってしまったけど、後半ポアンカレが動き出してから、爆死した数学者の謎が謎を呼んでいくあたりはぐいぐい引き込まれました。とても面白く楽しめました。つらい箇所もあったけど…。他の方も仰っているとおり主人公が天才数学者の子孫である必要は感じなかったです。個人的には数学の話自体はとても興味深かったので、この設定を活かしたお話があれば是非読みたいと思いました(^^)

2014/02/14

EnJoeToh

カオスというよりIFSで、ポアンカレというよりマンデルブロ。数学は微妙。

2013/08/13

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