緑の星のオデッセイ (ハヤカワ文庫 SF 5)
緑の星のオデッセイ (ハヤカワ文庫 SF 5) / 感想・レビュー
ジートン
古典SFを読んでみたくて。。 訳についてはやはり昔だからでしょうか、言い回しの理解がうまく進まず読むペースは通常よりもずいぶんかかりました。 お話としては何となく主人公と美人の夫婦喧嘩から始まり公爵夫人とのいちゃいちゃなどわりと宇宙人にしては人間臭い内容でした。
2023/10/04
たっつみー
古き良きSF冒険小説。むしろファンタジー風か。ストーリーに特筆すべき点はあまりないが、緑の草の上を疾走する帆船は格段に格好良い。わかりやすくて映像化に適していそうな作品。
2019/10/10
メイロング
全体に大味な印象。でも草原の海、そこを走る車輪のある船はなんてココロ躍る。槍を持つ人食い土人、ミランやアムラの定型のようなキャラ設定など見所はあるけれど、探してでも読むべき本かな? ハヤカワ文庫のナンバリングが1ケタって初めて。
2013/01/28
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2011/05/08
荒川水路
尊敬する「翻訳集成」の雨宮孝さんが「最高の作家はフィリップ・ホセ・ファーマー」とおっしゃっているが、確かに彼の物語世界を構築する力(単なるリアリティとも違うもの)は素晴らしい。本作でも例えば主人公の妻の造形すら、うならされる。主人公の妻は絶世の美女だが口うるさく、奴隷の身分だが一定の権力を得ている。それは主人公と結婚する前の様々な権力者達との短期間の関係と、その間にできた子供達のおかげで、その子供達は主人公には連れ子である。なんだ、この設定は?だがこれらの"執拗さ"が惑星の自然描写の輝きにつながっている。
2015/07/26
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