KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

燃える傾斜 (ハヤカワ文庫 SF 67)

燃える傾斜 (ハヤカワ文庫 SF 67)

燃える傾斜 (ハヤカワ文庫 SF 67)

作家
眉村卓
出版社
早川書房
発売日
1972-08-01
ISBN
9784150100674
amazonで購入する

燃える傾斜 (ハヤカワ文庫 SF 67) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

スターライト

眉村卓の第一長篇。万能サービス連立会社に勤めるシロタは、科学偏重・技術重視の社会に違和感を覚え、所属していたルームの解散・事実上の降格を機に、会社を退職。街中で宣伝しているドリーム保険の人生のやり直しに一縷の望みを託すが…。著者お得意のインサイダーSFからスタートしたストーリーは、銀河系を席巻していくエイバアト族との戦いへと発展していく。いささかアイデアを盛り込み過ぎの感はあるが、著者にしては珍しい「性」の問題もからめ、よくばりな作品に仕上がっている。弁証法的な思想が物語の根底にあることに少し驚いた。

2024/11/03

タケミチ

眉村卓の処女長篇であり、日本SF最初期の長篇の1つ。あとがきにもあるけど、後の眉村卓と文体も違うし、作風も少し違う。英米のSFに影響を受けているのがすごくよくわかる。といっても、後の作風に繋がるような部分も見えるし、力を入れて書いたんだろうってこともわかり、なかなか楽しめました。

2015/10/30

感想・レビューをもっと見る