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デューン砂の惑星 2 改訂版 (ハヤカワ文庫 SF 83)

デューン砂の惑星 2 改訂版 (ハヤカワ文庫 SF 83)

デューン砂の惑星 2 改訂版 (ハヤカワ文庫 SF 83)

作家
フランク・ハーバート
矢野徹
出版社
早川書房
発売日
1985-11-22
ISBN
9784150100834
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デューン砂の惑星 2 改訂版 (ハヤカワ文庫 SF 83) / 感想・レビュー

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NAO

アラキスでの初めての晩餐の夜、あっけなく敵の侵入を許し公爵レトは死亡。息子のポウルと母親は砂漠へ投げ出され、そこでポウルの才能が開花。公爵家の有能な従者たちも散り散りになり、新たな環境に身を置くことになる。と、話は急展開をみせる。充分な準備もなされないまま砂漠に投げ出されることは死を意味するが、その砂漠に生きる民もいる。ポウルと砂漠の民フレーメンたちがどうやって出会い、今後どうかかわり合っていくことになるのかが楽しみだ。ポウルの母親がいろんな意味でのキーパーソンになっていきそうで、それも気になるところ。

2015/10/04

姉勤

惑星アラキス。今まで搾取と供給の制限によって支配の資源としてきた、水とスパイスの原住民(フレーメン)との共有を図っていた、新たな統治者の公爵家。映画ではオミットされた、晩餐会に招かれたこの仮想世界の役者たち。舞台の宇宙、支配者の皇帝、世界を牛耳る宇宙協会、魔女…かま首を上げた陰謀と権謀。配下の裏切りに命を落とす公爵と、砂漠に逃れた主人公たる公子のポウルの覚醒の兆し。小悪と巨悪が垣間見える。マレビトによる砂漠の民の解放。アラビアのロレンスを彷彿とさせる。

2015/11/12

新田新一

この巻では、物語が大きく動き始めます。主人公のポウルは、ハルコンネンの裏切りにより父を殺害されてしまいます。自らも拘束されて、命が危なくなるのですが、自分の中にある力に気づきながら母と共に逃亡。登場人物たちが入り乱れる後半の緊迫感はかなりのもので、ページをめくる手が止まらなくなりました。物語の本質を掴んだ石ノ森章太郎の挿絵が絶品で、この古い本は(昭和49年発行)、宝物の一つのように感じました。

2024/08/17

Tadashi_N

一族の秘密、ポウルの覚醒。

2022/02/25

ナハチガル

Kindle原書読了。LetoとJessicaの愛情、HawatやGurneyの人物描写、読者には明らかだが裏切り者が誰なのかが分からないことによる登場人物たちの葛藤や愛憎、Fremenの文化や宗教など、掘り下げるだけ掘り下げてあってじっくり楽しめて、映画がダイジェストのように思えてくる。最後までsardaukarは何がすごいのかはよく分からなかった。

2022/03/21

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