デューン砂漠の神皇帝 3 (ハヤカワ文庫 SF 549)
デューン砂漠の神皇帝 3 (ハヤカワ文庫 SF 549) / 感想・レビュー
tom
レトはノレエとの結婚式に向かう。その道中に橋がある。彼らが橋に差し掛かったとき、アイダホは熱戦銃を撃つことを指示した。レトとノレエは川に落ち、ノレエは死ぬ。レトは生き延び、アイダホとシオナに「馬鹿者だけが、過去を選ぶのだ」と語る。彼はそのまま死んでいくのだけど、彼の体からは砂鱒と砂虫があふれ出て来た。こんな粗筋を書いても、なんのこっちゃら訳わからぬだろうなあ。タラタラと物語は進みながら、宗教やら政治やらの権力亡者を嗤う言葉が頻出。このシリーズ、まだまだ続くみたい。面白いかどうかは怪しいけれど読んでみる。
2023/01/28
スターライト
これは愛の物語か、それとも哲学の物語か。ともあれ物語の中心には砂虫と完全同化する前のレト二世がおり、彼をめぐって展開していく。レト二世亡きあと、アイダホとシオナ、それと二人の子供たちが重要な役割を果たしていくことを暗示して本作は幕を閉じる。運命のためには自身の身も犠牲にするレト二世には、父のポウルの姿がだぶって見えた。
2011/12/30
ヴィオラ
レト二世が考えている事と、周りにいる人達のそれが、あまりにもスケールが違っていて、愕然となる(´Д`)なんという孤独、なんという強さ。フウイ・ノレエが、彼の脅威でなく救いになって良かった。
2011/12/24
goldius
宿敵イックス人はレト二世の超能力をシールド出来る無の空間を作り出し、その中で恐るべき最終兵器の開発に成功した。レト二世に治世を出来なくさせる核以上の有効的最終兵器の名は、「フウイ・ノレエ」、レト二世と相思相愛になるべく研究され人工授精されレクチャーされたハイパークローン人間である。レト二世が攻撃不可能な恐るべき理想の女がやってくる!レト二世は人類の未来よりもたった一人の女を選択してしまうのか? 愛が銀河を破壊する! 恋人たちが戦争を巻き起こす!
2006/03/10
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