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愛に時間を 3 (ハヤカワ文庫 SF 583)

愛に時間を 3 (ハヤカワ文庫 SF 583)

愛に時間を 3 (ハヤカワ文庫 SF 583)

作家
ロバート・A・ハインライン
矢野徹
出版社
早川書房
発売日
1984-11-01
ISBN
9784150105839
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愛に時間を 3 (ハヤカワ文庫 SF 583) / 感想・レビュー

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roughfractus02

本書冒頭でまだ肉体を得ていない女性人格AIは「愛とは何か?」と問い、そこから主人公は愛の様々な形をエピソードで語ろうとした。物語を通して語られるのは愛には時間が必要であり、概念として示すことができないからだ。隠遁の場を離れ、肉体を得た女性人格AIやファミリーを引き連れて主人公が最後に訪れるのは、第一次大戦下の生まれ故郷である。時間経過の必要な愛を逆回しするとどうなるか?本書のテーマは死を超える愛を巻き戻して生の起源に向かうように、若き母との性愛の禁忌に踏み込む。が、この長い物語も作者にはまだ序章のようだ。

2023/11/30

記憶喪失した男

むかし、非常に面白いという書評があった記憶があったので読んだのだが、たいして面白くはなかった。同じくハインラインの「メトセラの子」を読んだ後に読む方がよいと思う。

2016/08/14

Yoshiyuki Kobuna

未来史というよりは『フライデイ』執筆へと向かっていくハインラインを見た思いが強い。Kindle版がある以上、紙媒体で版を重ねることは、よほどのことがない限り、今後ないような気がする。

2017/12/16

テツロー

長命人種であるラザルス・ロングを巡る長い長い物語。ロバート氏の作品は数冊しか読んだことがないですが、ロバート節全開といった作品でした。故に氏の作品の中でもニガテでした…。読み進めていくうちに、ロバート・A・ハインラインという人は語りたがりな人だったのだろうか?と感じました。

2016/02/09

2兵

散々脇道に逸れまくった挙句、4000年以上生きた男が最後に辿り着いたのは、何と若かりし頃の自らの母親の下。まるで映画BTTFみたいな話だが、自分の存在が消える!なんて事は心配せず、少しだけ葛藤しつつも、結局彼女と結ばれて(!!)しまうのだ…。正直、いくらハインラインでも、これはちょっとやり過ぎではないかと思ってしまった。『愛に時間を』ってこういう事だったの!?最後の急展開にもビックリしたが、最後の最後、自分が必要とされている、愛する人がいる限り、人は生き続ける事が出来るんだということか。いやはや。

2017/08/03

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