白き狼の宿命 (ハヤカワ文庫 SF 595)
白き狼の宿命 (ハヤカワ文庫 SF 595) / 感想・レビュー
mayuri(Toli)
この本には4つの短編が収録されている。そこで今も鮮やかに感じるのは、エルリックの世界の女性たちの、なんと魅力的で美しいのだろうか、という事である。 サイモリル、マイシェラ、シャーリラ、イシャーナ、エルリックが愛し、また愛される女性の魅力的なことといったらない。病弱なのに、沢山の女性と良い仲になるエルリックも、やはり英雄という事か。 この巻は退廃と破滅の中の美の様なものが感じられて、唯一の世界観を醸し出している。やはり私は、エルリックが好きだなと思う。心から強くそう思う。
2017/11/26
記憶喪失した男
むかし読んだ登録。竜の箇所が面白かった。
2014/05/15
ムーングラム
シリーズ3巻目。愛する女性を自らの手に掛けてしまう悲劇。
2019/03/13
プロムナード
海王たちをイムルイルに招き入れて王国の終焉を招く「夢見る都」は、このサーガの決定的なエピソードのひとつ。意外にあっさりとした描写で、ああここはもっともっと描いて欲しかったなあ。「神々の笑うとき」「歌う城砦」はどちらもRPGの1ミッションという感じですが、どちらも一種ものさびしい、荒涼とした感覚が印象的。あと、エルリックって結構やることやるんだな。病弱で根暗でも、美形というのはさすがだな。
2015/04/18
冬至楼均
新訳では二巻に含まれる。けどエルリックの登場しないプロローグが省かれるなど価値は旧版の方が上。この中ではやはり第一作の「夢見る都」がお勧め。この徹底したアンチヒーローっぷりが良い。
2009/07/19
感想・レビューをもっと見る