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ゲイトウエイ (ハヤカワ文庫 SF ホ 3-1)

ゲイトウエイ (ハヤカワ文庫 SF ホ 3-1)

ゲイトウエイ (ハヤカワ文庫 SF ホ 3-1)

作家
フレデリック・ポール
矢野徹
出版社
早川書房
発売日
1988-05-01
ISBN
9784150107697
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ゲイトウエイ (ハヤカワ文庫 SF ホ 3-1) / 感想・レビュー

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だまし売りNo

「選択の自由がなければ、何をやっても面白くない」(270頁)。これは名言である。どのようなものでも強要されること、押し付けられることは苦痛である。

2023/07/24

おーすが

千隻の宇宙船と謎の生活用品を残し姿を消したヒーチー人の遺産を巡り、<スターラッシュ>に沸く宇宙。一攫千金を夢見てゲイトウエイにやってきた主人公は、愛と死の恐怖に直面することになる。ロマン溢れる舞台を前に、くよくよ悩み、時間を無駄にする情けない主人公に共感必至。自分の命を値踏みされる怖さ、ばかばかしさ。ラスト、悲劇が起こる予感に震えながら一気読み。宇宙に漂う圧倒的な力にワクワクして、ヒーチーの謎にドキドキして、弱虫な人間たちがとっても切ない。これは最高のハードSFの一つ。

2021/03/13

スターライト

ヒーチーと名付けられた異星人が金星近傍に遺した千隻弱の宇宙船。操縦方法はわからないが、その超光速宇宙船を使って発見したものを持ちかえれば、公社によって相応の賞金が出される。調査員と呼ばれるそのメンバーになるには、大量の財産が必要だった。無事に帰って来れる保証のない冒険の旅に、一攫千金の夢を見てロビネットは旅立った!こう書けば古き良き冒険SF物だが、物語はロビネットが機械であるジークフリートの心理療法を受けており、ストーリーは現在と過去を往復して語られる。ニュー・ポールの面目躍如たる傑作長篇。

2023/05/08

やすお

主人公のブロードヘッドが精神分析ロボットにカウセンリングを受けながらブロードヘッドの過去に迫る。ブロードヘッドが負うものは最後に明かされる。きっと話の主題はそこなのだが、作品の流れは、すでに姿を消した異星人のヒーチーが残した謎の施設であるゲートウェイでので生活描写が主流である。ゲイトウエイがなくても物語は成立するが、未解明の施設があるからこそSF的に楽しめるし、結末をうまく隠せたのではないだろうか。また、ゲイトウエイだけだと宇宙考古学のような話になってしまい驚きが小さくなってしまう可能性もあったと思う。

2016/09/01

酔花

世界観が秀逸。どこにたどり着くのか、使用法は何か、などなど一切が不明である異星人の残した宇宙船に乗って一攫千金を狙う冒険者達…という時点でわくわくする。主人公については罪の意識の原因が明かされた後でも一切感情移入できなかったな。

2013/04/04

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