もし星が神ならば (ハヤカワ文庫 SF ヘ 6-1)
もし星が神ならば (ハヤカワ文庫 SF ヘ 6-1) / 感想・レビュー
ニミッツクラス
意外と著作が少ない(短編がほとんどない)。本書を途中まで読んだ時、ファーストコンタクト物で、初出が連作短編かも知れない、という印象を持った。前者、つまりFCの相手の興味は太陽にあり、諸惑星や生物は眼中にない。異星人の恒星信仰か固有放射の解釈違いか、はたまた彼らが「正しい」のか。ネタバレ気味で詳しくは書けないが、読了すれば、それも一つの話題提供でしかないことが判る。主人公レナルズ博士の弱冠から老骨に鞭打つまでの生涯現役の生き様は羨ましい物ではないが、ラストの境遇は不惑を突き抜けているのだろうね。★★★★☆☆
2012/05/02
Iku Ogawa
宇宙に憧れる人間。
2016/08/17
赤井流久
☆☆ もう二十年位前、SF小説に興味を抱き始めた頃に読んだうちのひとつ。当時、つまらなさすぎると友人に文句を言った記憶がある。それを今更ながらに再読してみたが、意外なほどに面白く読むことができた。とはいえ、結末がいまひとつしっくりこない。 当時、この共著の片割れが書いた「タイムスケープ」を読んで、とんでもないほどつまらないクソ小説と断罪したものだが、今再読すれば、その評価も変わるのではないかと思えてきた。
2013/07/01
赤井流久
☆
1977年から
1990年
感想・レビューをもっと見る