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ゲイトウエイへの旅 (ハヤカワ文庫 SF ホ 3-9)

ゲイトウエイへの旅 (ハヤカワ文庫 SF ホ 3-9)

ゲイトウエイへの旅 (ハヤカワ文庫 SF ホ 3-9)

作家
フレデリック・ポール
Frederik Pohl
矢野徹
出版社
早川書房
発売日
1992-02-01
ISBN
9784150109622
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ゲイトウエイへの旅 (ハヤカワ文庫 SF ホ 3-9) / 感想・レビュー

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ニミッツクラス

92年の税抜505円の初版。ヒーチー年代記(ゲイトウエイ)の5巻目で、4巻目の続編ではない。むしろ続編でなくて良かったと心底思える10作品を収録(ヒーチーシリーズ長編より面白いと思う)。長編を担ったブロードヘッドは登場しない。金星にある手つかずのヒーチー遺構を探求する約160頁の中編「金星の商人」を目玉に、初読みの人にも判るヒーチー物語のダイジェスト版の様相。ヒーチー船駐機場の小惑星から行き先不明のミステリツアーに挑戦する話は鉄板。巻末の「核の中で」ではヒーチーがどこで何をしているのかを言及。★★★★☆☆

2019/03/22

スターライト

〈ヒーチー・サガ〉の番外篇。中心は金星で観光客相手に商売をするオーディー・ウォルサーズを主人公に据えた第二部「金星の商人」で、その後はゲイトウエイが発見されたいきさつや発見初期の調査員(本篇の主人公ロビンもその一人だ)の悲喜劇、ヒーチー人が50万年前の地球にやってきてネアンデルタール人と接触した記録とブラック・ホールに隠棲した経緯などの舞台設定の肉付けに筆を費やしている。巻末解説の水鏡子氏も指摘しているが、ポールが生み出した人間を不死化したアイデア、機械知性についての思索を読んでみたい。作品を残したのか?

2023/06/12

マサトク

いや面白いんだけど、これは解説書というか、ムック的外伝というか、そういうものであって小説ではないなあ。いや、〈ゲイトウェイ〉シリーズを読んでいれば「あっ、これなー」という楽しみはあるのだけど、「そうだったのか!」の最大のものは4巻にあるし(そしてこの「外伝」ではそれは伏せられている)、ファンのためのボーナス・トラックだなあという感じ。

2022/03/14

赤井流久

☆☆ 本編のダイジェストのような感じで面白味には欠ける。最初の設定があまりにも魅力的であったため、ここまで続いたのだろう。続くごとに、何もかもが減退してはいったが……

2013/08/25

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

☆×4.0…実はこの巻が一番まともな本だったりします。本編がさっぱりさっぱりで番外編が一番読みやすいとはこれいかに。ですが、それでもやっぱり欠点は目に付きます。それはどうも展開を急いでいる作品があるということ。それも良く考えると鬼畜でないの?と感じる作品が。ですが、人類が歩んできた「移住できる惑星」探しの物語は面白かったです。本編では知りえない情報でしたからね。

2012/09/22

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