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獣の数字 3 (ハヤカワ文庫 SF ハ 1-28)

獣の数字 3 (ハヤカワ文庫 SF ハ 1-28)

獣の数字 3 (ハヤカワ文庫 SF ハ 1-28)

作家
ロバート・A・ハインライン
Robert A. Heinlein
矢野徹
出版社
早川書房
発売日
1993-05-01
ISBN
9784150110161
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獣の数字 3 (ハヤカワ文庫 SF ハ 1-28) / 感想・レビュー

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roughfractus02

個人の自由を探究する作者は作品に自由を拡張しようと多世界宇宙を設けたのか?本巻で主人公達は、前作『愛に時間を』の主人公と邂逅し、後者にその役割を引き渡したかのようだ。が、そんな喜劇的展開の中で忘れられたかのような黒帽子ら敵が現れて混沌のような最後が訪れると、ヨハネの黙示録の獣の数字(666)から発想された6の6乗の6乗の世界があるとする本書が、あらゆる時代の人々の想像力で増殖し続けている世界全体の一部を指すように思えてくる。ラテン語facereからfactとfictionが生まれたことが思い起こされる。

2023/12/03

豆桃

3巻も費やしておいて大きな進展のないまま、俺たちの戦いはこれからだ!なエンディング。駄作だとは思うけど、それでも読んでる最中は面白かったのがさすがハインライン。彼の偏愛がたっぷり詰まってるところも嫌いになれない

2013/10/29

2兵

ついにラザルス・ロング登場。「愛に時間を」を読んでいたので、母親への言及があるだけでグッと来る。のだが、後半はもはや彼が主役。というか、そもそも話が途中から支離滅裂だし、もはや誰と誰が会話しているのか全く頭に入ってこない。訳が読み難いのもあるのかもしれないが、解説でも触れられている様に、ハインラインのワースト・ワンと言って良いかもしれない(苦笑)。過去のハインライン作品の登場人物が次から次へと(名前だけ)出てくるので、読んでいればいるほど楽しめる。というより、読んでないと着いていけない。いやはや。

2019/03/08

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