フリーゾーン大混戦 (ハヤカワ文庫 SF フ 10-2)
フリーゾーン大混戦 (ハヤカワ文庫 SF フ 10-2) / 感想・レビュー
KANEO
時は1999年12月。L.A.の一画にある独立無法地帯“フリーゾーン” あることがきっかけでそこを中心にあらゆるSF現象が次々と巻き起こってしまうSFファンによるSFファンのためのワイルドなSFコメディ小説。よくもまあこれだけごった煮でてんこ盛りなものができたもんだ、と呆気にとられながらも大いに感心。ワイルドな作風は人を選ぶかも知れないけどSFファンなら読んでみて損はないんじゃないかな。 しかし、訳者あとがきで明かされる作中キャラの日系科学者アボ博士の意外な正体(モデル)には驚いたぜー。
2014/12/31
Mark.jr
ドラッグ使い放題、税金なしの無法地帯フリーゾーンで、宇宙人やマッドサイエンティストや喋る犬が大暴れというドタバタSFです。各章でそれぞれの登場人物たちが何をしているのかを示したフローチャートが付いている通り、相当キャラが入り乱れていますが、きっちりまとまっているので、あまり混乱せずに読めると思います。逆に言えば破天荒味は思ったほどはないかと。パンクはパンクでも、Green Day的ポップパンク(この作品が出た時は、まだ無名ですが)。そんな作品です。
2022/11/04
外野伽夜
1999年、ロサンジェルス市から独立したフリーゾーンは、税金なしドラッグOK他人に迷惑掛けなければなんでもOKの無法者達のパラダイス。みんな楽しく暮らしていたが、システムを管理していたハッカーがタキオン発生装置を作り出したせいで特異点が発生。未来から来たロボットやエイリアンや地底人や地震や彗星がいっぺんに集まってしまう……。SFの王道設定をしこたま詰め込んだSFコメディ。楽しかったけど、SF好きが読むともっと楽しいと思います。私は知識が無さ過ぎました……。アボ博士の正体が一番面白かった(後書きの方)。
2014/10/24
Mr.deep
よくぞここまでのカオスというかてんこ盛りを上手くオチつけたもんだと感心
2019/10/14
集団しば漬け
最後の方にうまくまとまった感じ。アトランティスの無意味さが好き
2019/06/24
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