キャプテン・ジャック・ゾディアック (ハヤカワ文庫 SF カ 4-1)
キャプテン・ジャック・ゾディアック (ハヤカワ文庫 SF カ 4-1) / 感想・レビュー
ニミッツクラス
94年(平成6年)の税抜602円の青背初版。横山チックなカバーだけでもスラップスティック臭漂う一冊。ルーディ・ラッカーが好きな人ならド真ん中で、ヴォネガットより読み易い。邦題は原題ママで、ゾディアックは怪しげなヤクの売人…航宙夫くずれの強面だがこれとても破茶滅茶物語の一翼でしかない。ロシアからの核爆弾が炸裂する中、登場人物は頑なに日常生活を最優先する。上がり続ける気温、人を喰う芝、事件事故でやたら出る死人、相手も判らぬ宇宙戦争、手加減無しのパワーマン、モールゾンビ…ラストで上手く纏めて父強し。★★★★☆☆
2023/05/15
まうやお
キャプテン・ジャック・ゾディアックが主人公のはずなのに、この人の印象が全く残っていなかったので再読です。いろんなSF的小道具が出て来て楽しい。
2015/07/28
アカハライモリ
SF的なガジェットをことごとく悪ふざけのようなブラックジョークとして使っていたのが最高だった。群像劇ということで多視点での話なのだが……まとまっている気がしないでもないが、やっぱりもう少しまとめてもいい気がした。
2016/08/18
ほしけも
僕もギターで神の頭をぶん殴ってみたいです。
2011/12/15
kagabiko
”図書室のドラゴン”の作者による、ひねくれ者のためのSF。少し空回りしている感もありましたが、ラストは秀逸。
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