ウロボロス・サークル (ハヤカワ文庫 SF ハ 1-32)
ウロボロス・サークル (ハヤカワ文庫 SF ハ 1-32) / 感想・レビュー
roughfractus02
晩年の作者の諸作品は互いに関係し合って「未来史」を紡ぎ出しているのだが、本書もサスペンス仕立てで2つの大作の人物や世界が少しずつ主人公の身の回りに関わり始める。宇宙居留地で出会った若い女性は100歳を超えた『月は無慈悲な女王』の登場人物だと読者が知る時、主人公は月に降り立っている。何者かに追われで傷を負い、並行世界で目覚めると『愛に時間を』の長寿族の主人公に出会う。長寿族の主人公は『獣の数字』の世界にも関連し、さらに遭遇する世界は『異星の客』に関係して、作品同士のネットワークがウロボロスのように繋がる。
2023/12/07
depo
久しぶりのハインライン。ハインライン78歳の30冊目のSF長編。初期の作品は面白かったのに。多分再読はしない。
2023/04/07
てら
宗教というか精神論がかってしまった、後期の作品。やはり前期には劣ると思う。
サスケ
みんな出てきて「人類最高!ハインライン最高!」という乗りなのだが、今時分はあまり読まれないのか。ハインライン。
kuma-kichi
ハインライン先生、ごめんなさい。ついていけませんでした。
2010/01/31
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