エンダーズ・シャドウ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
エンダーズ・シャドウ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) / 感想・レビュー
そんれい
「エンダーのゲーム」をビーン視点で見た物語。ストリートキッドからバトル・スクールに入り、高い知能で教官との駆け引きするところが最高。上巻終盤でビーンが、エンダーのドラゴン隊に配属され、私自身がエンダーと再会した気分✨
2020/07/23
アプネア
「エンダーのゲーム」の姉妹編という事で同じ切り口の焼き直しか?と思いきや、さにあらず今作は別の側面から光を当てその陰、いわば「舞台裏」を切り取った作りになっている。「ゲーム」では選ばれし存在の視点から語られるものだったのに対し、「シャドウ」はその他大勢の持たざる者達の生き様を描き、よりエンダーを神格化させるモノなんだろうな~と勝手に想像してたが、こんな韜晦があったとは・・・まあ後付け設定なんですけど、でもそう考えるとやっぱ「ゲーム」を読んでる事が前提なんだろうな。下巻へ
2017/09/29
hibimoriSitaro
再読。2000年10月初版。ビーンて『ドン松五郎の生活』の最後に出てきた早熟犬のコロみたいなやつだなあと思ってたんだが,そのホームレス生活からバトルスクールに上がってエンダーのゲームに関わる数年間!の波瀾万丈を描いている。エンダーコースと地球コースに大きく分かれた続篇シリーズの,後者の発端に当たる。上巻はエンダーに気取られないようエンダーチームの人選に腐心するところまで。
2022/05/11
Musa(ムサ)
エンダーのゲームでサブキャラクタだったビーン少年に焦点を当てた外伝的小説。この上巻ではビーンの生い立ちからバトルスクールまでが描かれており、エンダーの部隊に入った彼が今後エンダーに対してどのような影響を与えるのか下巻の展開が楽しみです。
2021/02/28
Bo-he-mian
『エンダーのゲーム』の同じ物語を、別のキャラクター「ビーン」の目線から描いた、パラレル視点的作品。エンダーの「影」である事に徹した、一人の神掛かりな天才少年の孤独な物語。これにハマってしまったせいで、正当な続編を放っぽり出してビーンが主人公の「シャドウ」シリーズに行ってしまった(爆)。しかし、完結編の『シャドウ・オブ・ザ・ジャイアント』でしたっけ?…いまだに翻訳されませんね(涙)。
2017/12/21
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