警士の剣(新装版 新しい太陽の書3) (ハヤカワ文庫 SF ウ 6-7 新しい太陽の書 3)
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警士の剣(新装版 新しい太陽の書3) (ハヤカワ文庫 SF ウ 6-7 新しい太陽の書 3) / 感想・レビュー
KAZOO
私もSFファンタジーの分野だと思ってきましたがやっとそれらしき物語になってきた感じがします。ただやはりファンタジーの色彩が強くSFというよりも異世界のヒーロー物語のような感じです。エドガー・ライス・バロウズの世界に近いのではないかと感じています。彼のよりかはもう少しSF要素が入っている気がします。あと2冊ですが結末はどうなるのでしょうか?
2015/07/31
NAO
「新しい太陽の書」シリーズ3冊目。ようやく追放先スラックスに着いたセヴェリアン。ここでも執政官からの命令であるある夫人の処刑を拒んだために、またも追われる身となってしまう。彼は、年上の女の人にどうしようもなく甘いようだ。そして、徐々に明かされていく登場人物たちの特異性と、人間を食べた後しばらくの間は食べた人間の声で話す異星の肉食獣アルサボも登場し、話はますますスペースSFの色を濃くしていく。後半、再三命を狙われるようになって、話は面白くなっていくが、まだまだ謎は多い。
2017/05/28
星落秋風五丈原
【ガーディアン必読1000冊】セヴェリアンは愛情をふりまきすぎる郷士の妻サイリアカを逃がしてしまう性欲がほどよく満たされているからなのか、セヴェリアン、世界征服の欲は全くなし。魔石を人を助けるために使いながら、返却という方針は変えない。逆にそちら側の欲を持った者達がセヴェリアンに群がってくるという構図。どこかで見たような風景が繰り広げられ、ラストでは何とヒーローが剣を失ってしまう。アーサー王が志半ばでエクスカリバーを失くしてしまったようなものだ。どうする、セヴェリアン?
2017/10/15
34
旧版の解説で「インスタント・クラシック」の例として挙げられている作品が絶妙にダサくて素晴らしい。反対に、時間の経過とともに古びていくだろう作品の例として『ニューロマンサー』が挙げられているのは、前年に翻訳されたばかりだからしかたないとおもう。
2017/01/11
フロム
ひたすら広大な地を旅するロードムービー要素が強い巻。主要登場人物には必ず仕掛けが施されており、ガジェットは想像力を要するため集中力が強要される。しかし文体は単調で非常に読むのに時間がかかる。そんなに面倒臭いなら読むの止めればいいのにとは思うがつまらないとは決して言えない何かはある。しかもオチだけ見れば解決という本では無いのでどうしてもハショる事は許されない難しい本である。だが正直に告白しよう辛くなって来た。しかもわたくし約十年ぶりくらいの二周目である。三周目する機会があるかは不明だが備忘録の為に記録。
2018/10/21
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