彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス (ハヤカワ文庫 SF キ 6-1)
彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス (ハヤカワ文庫 SF キ 6-1) / 感想・レビュー
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
一世紀にわたるシンディックとの戦いで疲弊した同盟軍と、伝説の提督ブラック・ジャック・ギアリーの物語です。ギアリーは冬眠から目覚め、破壊された銀河系で敵地に孤立した艦隊を指揮することになります。英雄としての期待に応えるべく、彼は義務を果たそうとします。本書は、取り残された艦隊の戦いを描き、銀河系を横断する壮大な旅を展開します。 作品のプロットとキャラクター設定はシンプルでユーモラス。特に宇宙戦の描写は、複雑な戦術と艦隊の操縦を見事に描いており、スリリングなサスペンスが楽しめます。
2023/09/28
SINKEN
【総評】★★★☆☆【感想】SFミリタリーといえばやっぱりこの人。買ってから長らく積読状態でしたが、ようやく読み始め。スコルジーの老人シリーズと比べるとよりシリアスで、艦隊同士の戦闘シーンもピリッと引き締まってる印象が強い。シリーズとしても外伝を含めて10巻以上はあるので今後しばらくは楽しめそう。まだ序盤なので人物紹介と勢力関係や体制組織の話が中心。それでも敵艦隊との息詰まる攻防や艦隊内部の派閥争いなど、見どころは豊富。戦略・戦術が見え見え過ぎてなんだかなぁって感じはあるけど、今後次第かな。
2020/06/30
鐵太郎
なかなか面白いミリタリースペースオペラ。あとがきでは、デイヴィッド・ファインタックの「銀河の荒鷲シーフォート」を例に出していますね。なるほど、そういうところもあるかな? うーむ、僕が思った例はちょっと違いますけどね。物語はほとんど<ドーントレス>の中だけで進行します。敵艦からの視点もないし、艦隊内の別な艦からの視点すらない。面白い。次回作に期待です。
2008/12/27
klu
海外小説で神ではなく、ご先祖様に祈るなんて珍しいですね!東洋的? SF戦争小説でも人間の内面重視の物語で面白いです。
2018/12/29
わたなべよしお
再読。読む本がドーキンスしかなくなったが、何にも考えずに楽しめるのが読みたくなって、本棚から手に取った。まぁB級だとは思うんだけど、読み始めると、止まらない。
2015/01/12
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