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変数人間 (ハヤカワ文庫SF)

変数人間 (ハヤカワ文庫SF)

変数人間 (ハヤカワ文庫SF)

作家
フィリップ・K・ディック
大森望
Philip K. Dick
出版社
早川書房
発売日
2013-11-08
ISBN
9784150119294
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変数人間 (ハヤカワ文庫SF) / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

『パーキパッド』はお人形遊びはシルバニアかぬいぐるみしかしなかったためか、バービー人形というよりも人生ゲームといった印象が強いです。仮想現実に夢中になり、現実を見ない大人と大人を冷ややかに見つつ、現実で希望を見出す子供が対照的。『あんな目はごめんだ』には爆笑とツッコみしつつも「そういう言葉を使うようになったのは人間は元々は各種臓器をいじれる存在だったからじゃない?」と主人公に更に意地悪を仕掛けたくなります。『不適応者』は貴志祐介の『新世界より』のネタかしら。表題作の戦いを仕掛けるか否かの攻防戦に手に汗握る

2014/07/10

催涙雨

初めて読む作品がふたつ。「猫と宇宙船」は冷徹な趣のするショートショートといった感じでわりといいと思います。枝葉を削ぎ落とした極端に短いスタイルでワンアイデアを表現し、それをそのままぽんと置いたような、ディックとしては珍しい印象の掌編です。「不適応者」に関しては良くも悪くも(どちらかというと悪い)ディックの作品という感じであまり言うことを思いつきません。/個人的に「CM地獄」の終わり方は大好きなのですが、当時の読者からは救いがなさすぎるという批判を受けたようです。べつの短編集の作品メモのなかでは本人も結末を

2022/07/02

友和

ディック短篇第3弾。どれも面白い。「不屈の蛙」「パーキー・パットの日々「」ペイチェックかがよかった。

2015/05/28

Kano Ts

ラストに行くほど個人的には面白くなっていきました。「ペイチェック」「変数人間」は特にSFサスペンスって感じでスリル満点で映画のようでした。一部分かりにくくて読み飛ばしたものもありますが「CM地獄」「不屈のカエル」「あんな目はごめんだ」はフレドリック・ブラウンのようなショートショートもあってバラエティもあり面白かったです

2022/05/07

ひさか

10編。文庫の絶版は多いので、再編集した本書の存在意義は大きいです。新訳とかが一つも無いというのも、少し残念な気もしますが、気の利いたディックの短編がまた読めたという幸せに感謝です。

2014/01/13

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