彷徨える艦隊 外伝2 星々を守る盾 (ハヤカワ文庫SF)
彷徨える艦隊 外伝2 星々を守る盾 (ハヤカワ文庫SF) / 感想・レビュー
sin
本編で人間同士の争いに一応の決着がもたらされたが、それ以降の展開に異星人という安直な外敵を介入させたことについては残念な展開と思っている。この外伝では物語の性格上いまのところ人間同士の葛藤があって読ませるが、本編のように彷徨い続けてしまうのではなく地に足を付けたストーリーを展開していってほしいし、きりの良いところで筆を置いていただきたい。本編についていまだ完結していない物語を比較するのはどうかとは思うが某日本作家の“銀河AU伝説”のほうが筆の抑えが効いていて差は一目瞭然であるように思っている。
2015/01/22
オイコラ
捕虜救出に向かう戦闘チームと姿の見えない敵に手を焼く政治チームで話は真っ二つな感じ。どっちもおもしろいけど。マーリンの秘密はまあ可能性のひとつとして途中から予想の範囲内だったけど、モルガンの目的の方は…。マーリンの目的はまだわからないし、トーゴの動向も気になる。当分自分たちの関係の考察に費やす時間もないだろう大統領と将軍のことも気になる。しかしマーリンの秘密とモルガンの目的がわかったら、物語が変な方向にさまよいだすんじゃないかと心配になった。
2014/09/09
mathir
この作者の(恋愛関係の)修羅場好きは筋金入りだなぁw ちょっと重すぎるわ。
2014/09/13
とろとろ
ミッドウェイ星系のその後の続き…だよね。本編<9>の中のエピソードがちょいちょい出てくるので思い出さないと意味が分からないんだが、すっかり忘れてしまっているので、とにかく、なんとなく「あぁ、そうだったのかもしれない」で読み進めてしまったことに反省している(^o^)ゞ、が、これはこれで、また別の話だとすれば、それなりに読み応えはあると思う。
2014/09/01
ぶーにゃん@積ん読本解消中
ギアリー提督率いるアライアンスに負けたシンディック側から独立したミッドウェイを描く。相手に対して男女の好意をもつ為政者同士の駆け引きが全面に出ておもしろかった。お互いの分野、政治と軍事において権力を握りながらも相手に対して今ひとつ信頼感を醸成できず不安を感じながらも信じるしかない。互いに関係をもつ異性の存在があり、利害関係が絡むと切り捨てられる危機感をもつ協力関係はハラハラでした。ギアリー不在でもこれだけ引きつけられるストーリーにやられました。
2014/08/26
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