彷徨える艦隊 ジェネシス 先駆者たち (ハヤカワ文庫SF)
彷徨える艦隊 ジェネシス 先駆者たち (ハヤカワ文庫SF) / 感想・レビュー
どんまいシリル
タイトルを気にせず今までの続きだと読み始めたら、ギアリーのファーストネームすら思い出せず、物凄い違和感。しかし、そんなことも気にならない程物語にひきこまれた。地上も宙も絶体絶命で、主人公死なないと信じていたが、残り少ないページにハラハラした。とても面白かった。ジョン・ギアリーの先祖の話だった。満足。
2018/12/08
鐵太郎
原題に付いている〝Vanguard〟というのは艦名だと思うのですが、本の中にその名は一切出てきません。(あ、察し) アルファル星系の退役兵ロバート・ギアリーがメインの主人公。新たなコロニー惑星で、スカザ星系から来た侵攻軍と戦ってくれるよう要請されるところからスタート。忍者にどんなイメージを抱いているのか謎な〝ニンジャ〟という天才ハッカー女性がサポートしてくれますが、素人を率いて何をしたのか。その他、素人を率いるセミプロたちの苦闘と、政治家に翻弄されるその結末という流れ。ふむ、ジャック・キャンベル節だねぇ。
2018/07/17
ウォーカージョン
面白かった。戦闘シーンはなかなかのもの。登場人物は、それぞれが自分を卑下し、お互いを称えあう。完全無欠のヒーローは嫌いだが、もう少しそのトーンを落としてもいいのではないか。後、説教くさくて冗長の部分も。しかし、全体としてはとても面白かった。続編を早く読みたい。
2019/02/26
オイコラ
ギアリーの故郷、グレンリオンに最初の入植者の一人としてギアリーのご先祖様が降り立つところから。厳しい状況下で厄介ごとに巻き込まれて指揮を取らなきゃならないのは遺伝なのね。今回はコサトカがあまり絡んでこなかったけど、次からもっと出てくるのかな。デシャーニのご先祖も登場してるし、さてその相方はオチョアなのか?そして外伝の新刊は??
2018/06/05
eucalmelon
先祖の時代へ戻って…はよくあるパターンだが、60年も生きていると日本人と欧米人の思考パターンの違いに気が付く。資源や人、それを踏まえた戦略・戦術を立てるのが欧米人。日本人は理想先行。異世界ものでチートがでるのは、現実に必要な資源や人などをチートでカバーしているからだと思う。資源や人を考えるなら、当然、人の社会に起きる軋轢や交渉事諸々の厄介ごとを解決せねばならない。その硲に生まれる愛憎劇。ロブとニンジャがハッピーエンドになってよかった!ニンジャの愛称に日本への愛があると思いたい。
2023/02/04
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