王と最後の魔術師 下 (ハヤカワ文庫 FT カ 2-5)
王と最後の魔術師 下 (ハヤカワ文庫 FT カ 2-5) / 感想・レビュー
olivegreen
結末、そうきたかー!!という感じ。神話がベースにあるようなのでその筋に引っ張られすぎてセロンとバージル自身の物語になりきってないところに不満はあったが、ダークな雰囲気は好きだった。魔術と思ってもいいし、すべて偶然の重なりという風に読めなくもない筋書きになっているところが面白い。ジェシカがいい!これの「その後」、書いてくれないかなー。
2010/12/02
花手毬
やっぱりこういう終わり方になったか・・・ちょっと予想はしていたけれど、可哀相。でもこの独特な雰囲気には、あった結末だと思う。
2010/12/17
空蝉
学生達の改革運動や過去の儀式が復活してくるシーンは好きだ。王と魔術師の遣り取りも、雰囲気があって良い。惜しむらくは、主人公二人に魅力を感じない。大きな流れに呑まれて、他の二作に比べて受動的な気がする。キャザリンを始めとする女性陣の方が、圧倒的に魅力的。魔術師を失った王のセロンが、あの市にどう戻って来るのか、は気になる。
2010/01/26
彩也
解説に「剣の輪舞」とは趣きが異なると書かれているが、個人的には別物だと思いたい。設定や歴史が大量に追加されているが、「輪舞」だけで完成していたのだと思う。スケールが大きくなっているはずなのに、物語の奥行きは「輪舞」の方が圧倒的に上な気がする。世界に広がりを感じない。歴史ファンタジーに無理矢理神話要素を追加しているような印象を受けた。神話のセロンと歴史としての学生たち、結末が引き裂かれてしまっている。
2010/08/16
mikage
エピックFTとしては、よく出来てると思う。ほんとに。けど、シリーズものの続きとしては、上巻で前述の通りキャラの魅力が薄ーい。
2009/01/22
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